Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「世界史における「政治的なもの」」)チーム)
- 日程
- 2017年8月23日(水)13:00~17:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 日程
- 2017年8月23日(水)13:00~17:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 内容
(タイムスケジュール)
13:00~13:10 趣旨説明(阿部幸信)
13:10~14:00 侯旭東氏「漢代の王権をめぐる諸問題」(仮)
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 河内春人氏「日本古代の王権をめぐる諸問題」(仮)
15:00~15:10 休憩
15:10~16:00 阿部幸信「東アジア初期王権期における官僚機構の構造」(仮)
16:00~16:10 休憩
16:10~16:50 コメント・荒川敏彦氏「ヴェーバー研究からみた東アジア初期王権」(仮)
総合討論(司会・阿部幸信)
16:50~17:00 総括
(要旨)
従来、日中古代史の比較研究は、律令国家と唐朝との比較が中心であった。が、両者は時代的には近いものではあるとはいえ、古代国家の形成過程の観点からみたばあい、律令国家と比較されるべきものは、むしろ漢朝であると考えられる。このような問題提起は、渡辺信一郎の「中国における古典的国制」論によってすでになされているが、それに続く議論はいまだ現れていない。今回、マックス・ヴェーバーの影響を受けて精力的に漢代王権論を展開している世界的研究者・侯旭東教授(清華大学〔北京〕)の来日を機に、王権と官僚機構の関係に焦点を絞りつつ、漢朝と律令国家との比較研究を改めて試みたい。
当日は、侯旭東教授のほか、東アジア古代王権論の第一人者・河内春人氏(明治大学)、漢代政治制度・社会史の阿部幸信(中央大学)からの問題提起を承け、気鋭の比較歴史社会学者・荒川敏彦氏(千葉商科大学)を交えつつ討論を行う。単なる日中比較の枠にとどまらず、東アジア古代の王権のありようを、地域・時代を越えて相対化する手がかりが得られることを期待する。
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「世界史における「政治的なもの」」