Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「アフロ・ユーラシア大陸における都市」チーム)
- 日程
- 2016年11月30日(水)15:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 日程
- 2016年11月30日(水)15:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 内容
講 師: 王其偉 先生(西安碑林博物館研究員)テーマ: 「墓誌研究の現在-中国隋代の墓誌が明らかにした世界-」
要 旨: 墓誌研究の盛行は、近年における東アジア史研究の
大きな特色をなしている。この理由は、近年公刊さ
れ続けているた質量に富む膨大な墓誌が、伝存の文
献史料とは異なる角度からの研究を可能にしている
からである。今回の講演では、『隋代誌銘彙考』全6
冊(妻の周暁薇氏との共編、北京:線装書局、2007
年)等などの編者として、近年の中国における石刻
研究を主導されてきた王其偉先生に、墓誌研究の現
在を鳥瞰していただく。王其偉先生は、世界有数の
石刻所蔵・研究機関として知られる西安の碑林博物
館の研究員として、長年にわたって墓誌研究に従事
してきた斯界の権威である。講 師: 周暁薇 先生( 西師範大学歴史文化学院教授)
テーマ: 「墓誌研究の未来-中国隋代墓誌が切り拓く新しい
歴史像-」
要 旨: 墓誌研究は、近年、ますます広く深く研究が進展し
ている。周暁薇先生は、夫の王其偉先生との共編に
なる『隋代墓誌銘彙考』全6冊(北京:装書局、2007
年)等や、同じく王其偉先生との共著『片石千秋-
隋代墓誌銘与隋代歴史文化-』(北京・科学出版社 、
2014年)等の研究で著名である。今回の講演では 、
中国で新出土の墓誌をもとに、墓誌の存在が歴史
学研究に与える影響を分析することで、墓誌研究の
未来を展望する。墓誌の精緻な解読によって復原さ
れた歴史像は、従来の歴史像を一変させるとともに、
将来の研究の方向をも照らし出している。使用言語:中国語 通訳あり
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「アフロ・ユーラシア大陸における都市
と国家の歴史」