Eventイベント

人文科学研究所

人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「近代英文学の基盤」チーム)

日程
2016年7月16日(土)1330~18:00
場所
多摩キャンパス 研究所会議室1
日程
2016年7月16日(土)1330~18:00
場所
多摩キャンパス 研究所会議室1
内容

  発表者: 秋山 嘉 研究員

  発表題目: 21世紀のトマス・ブラウン

  要旨: 1990年代以降、さらに世紀が改まっても、Thomas Browneについてのエッセイや本が比較的よく出されている。研究者・批評家だけでなく作家(例えば、W・G・ゼーバルトやハビエル・マリアスなど)もそれぞれのBrowne愛を熱く語っている。博物誌・博物館関係の視点からの関心が高まっていると同時に、昔からの文体面での関心も依然として強い。それらの中で興味深い代表例を確認しつつ、また従来の批評の中でもあらためて注目に値するもの(例えば、ブルームズベリー・グループのメンバーなど)も紹介する。そういった批評的な流れを視野に入れて、今回は特に、一対としてある作品でありながら、Hydriotaphia(『壺葬論』)に比して取り上げられることの少ないThe Garden of Cyrus(『キュロスの庭』)について、対作品であることを今一度確認しながら作品の一部を読みその特徴を考えてみたい。

企画実施名義

 

人文科学研究所研究会チーム近代英文学の基盤」