Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所公開研究会のお知らせ
- 日程
- 2013年11月9日(土) 15:00~18:00
- 場所
- 駿河台記念館 500号室
- 日程
- 2013年11月9日(土) 15:00~18:00
- 場所
- 駿河台記念館 500号室
- 講師
- (1)本田貴久(ほんだ たかひさ) 研究員
(2)福嶋伸洋(ふくしま のぶひろ)客員研究員 (共立女子大学 専任講師)
- 内容
- (1) テーマ ジャン・ポーランとマダガスカル―その理論的源泉として要旨:20世紀フランスの文学や思想を牽引した『新フランス評論』の編集長を長くつとめたジャン・ポーランは、自身『タルブの花』(1936)に独自の文学観・言語観を展開し、批評家としても文壇に影響力を行使した。しかし彼が独自の言語観を醸成するにあたって、若き日に滞在したマダガスカルでの言語体験があったことはさほど知られていない。本発表では、ポーランのマダガスカルに関連するテクストのなかに、ポーラン固有の言語観の萌芽を読み解いていく。
(2)テーマ:「イパネマの娘 ――〈詩〉から〈詞〉を生み出すヴィニシウス・ヂ・モライス要旨:トム・ジョビンの曲で名高い「イパネマの娘」の詞の、破棄された異稿には、よく知られている挿話と別に、着想の源となっていたものの跡が見てとれる。いまだ作詞家ではない、西洋詩の伝統を継ぐ詩人としての若書きの作品も参照し、ヴィニシウスが、この「詞」を「詩」から生まれさせたプロセスをたどってゆく。
主催:研究チーム「モダニズム研究」