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日本比較法研究所
共同研究グループ

研究テーマ

37.(Gno.70)
[ サイバースペースの法的課題と実務的対応 ]

(代表:堤 和通)
2015.2.20(承認)
2015年度(開始)

研究の目的

情報技術の進展により、サイバースペースにおける新しい紛争、犯罪、社会問題がうまれていることにかんがみ、事象の背景にある構造に及ぶ実態解明と、法の支配に関連する規範分析を通じて、公正かつ実効的なサイバー法の可能性を考察する。具体的には、プライバシー、サイバー犯罪、プロバイダ責任を中心に、法分野横断的に問題の背景を探り包括的総合的な実務対応を検討する。

研究活動及び成果

総括

4月開催のビッグデータに関するセミナー並びに、6月開催のサイバー領域の捜査に関するシンポジウムを中心に、プロジェクト課題について、英米法、EU法並びに日本法の比較を行った。前者では、ビッグデータの利用に関する米国での実態調査を踏まえた、日本での実務と法規制の検討を行った点に、後者では、捜査法(捜索押収法)の視点からのサーバー領域の課題をガヴァナンスの関心を入れて考察した点に、それぞれ重要な意義があった。一昨年度には、法分野横断的な検討を行ったのに加え、今年度には、法の価値論、とりわけプライヴァシー論を問題の実際と解決の仕組みを念頭に行うことができた。

研究会の記録

2015年4月22日セミナー「ビッグデータとプライバシー」(市ヶ谷田町キャンパス 15階大会議室)
基調講演 Adam Tanner(Research Fellow, Harvard University)「ビッグデータがもたらすプライバシーへの脅威」
パネルディスカッション
板倉陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所)
小林慎太郎(上級コンサルタント・野村総合研究所)

2015年6月3日シンポジウム「サイバー犯罪:捜査とガヴァナンス」(中央大学駿河台記念館670号室)
基調講演 Gregor Urbas「サイバー犯罪の捜査とガヴァナンス」
パネルディスカッション
中野目善則
岡部 正勝(慶應義塾大学総合政策学部教授)
丸橋 透(ニフティ株式会社法務部長)
宮下 紘

学術雑誌

講演 シンポジウム サイバー犯罪 : 捜査とガヴァナンス

堤 和通
「シンポジウム サイバー犯罪 : 捜査とガヴァナンス」
『比較法雑誌』49巻4号(2016年3月)27-30頁

グレゴア・アーバス著、堤 和通訳
「サイバー犯罪の捜査とガヴァナンス」同31-43頁

岡部 正勝
「サイバー空間の脅威と対処の現状 : 「警察捜査力の強化」を中心に」同45-61頁

丸橋 透
「プロバイダの捜査対応,ログ保存,被害抑止協力の実務と考え方」同63-80頁

宮下 紘
「個人情報保護とサイバー・セキュリティ : デジタル時代の双子」同81-93頁