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経理研究所
税務会計講座

開講日・時間:原則週1~2回(火/木)全10回午後6時30分~午後8時30分祝祭日は休講

会場:中央大学駿河台記念館(御茶ノ水)

前期講義方針

あらゆる経済取引を対象とする税務会計は、経済のグローバル化、国際化の進展に伴う取引の多様化や企業会計の変革に応じた適合性のある課税制度の構築とともに、整合性のある税務の取り扱いや法解釈が期待されています。このようなニーズに応じて、会社税務担当者や会計事務所職員を対象として、税務実務の経験豊富な講師が税務会計(会社税務)の基礎を中心として理論と実践の両面から講義します。

講日 講義テーマ 講師
6/15
(木)
法人の課税所得の計算構造
●企業会計上の利益と法人税法上の所得の違い
●各事業年度の所得の金額の計算
●益金の額と損金の額
●税務調整(決算調整・申告調整)
税理士
石井 幸子 氏
6/20
(火)
役員給与を巡る税務
●定期同額給与・事前確定届出給与の意義
●利益連動給与の意義
●役員給与の支給事例の問題点と分析
●役員給与の判決の問題点
●役員退職給与の税務
中央大学名誉教授
税理士
大淵 博義 氏
6/22
(木)
交際費等を巡る税務
●交際費等の損金不算入制度の趣旨
●交際費等の意義
●交際費等の範囲と隣接する費用との区分
●交際費等の損金不算入額の計算
税理士
石井 幸子 氏
6/29
(木)
収益計上時期を巡る税務
●法人税法22条
●権利確定主義
●管理支配基準
●大竹貿易事件
●無条件請求権説
中央大学商学部教授
酒井 克彦
7/4
(火)
国際取引を巡る税務
●海外進出の形態と課税関係
●非居住者と外国法人に対する課税関係
●外国税額控除税制度と国際的二重課税
●タックス・ヘイブン税制と国際的租税回避問題
●移転価格税制他
日本大学教授
平野 嘉秋 氏
7/6
(木)
減価償却・繰延資産を巡る税務
●減価償却制度の特色と内容
●減価償却の具体的税務処理
●繰延資産の意義
●繰延資産の具体的税務処理
税理士
平川 茂 氏
7/13
(木)
引当金・圧縮記帳を巡る税務
●税法上の引当金制度の特色と内容
●引当金の実践的税務処理
●圧縮記帳の意義と機能
●圧縮記帳制度の種類と内容
●圧縮記帳の経理方法
税理士
中島 孝一 氏
7/18
(火)
寄附金・貸倒損失を巡る税務
●寄附金の意義と損金不算入制度
●寄附金を巡るケース・スタディ
●貸倒損失の理論と実務
●子会社等の救済と寄附金課税
税理士
菅原 英雄 氏
7/20
(木)
消費税について
●消費税の軽減税率制度
●適格請求書等保存方式
●近年の改正論点
共栄大学国際経営学部教授・税理士
秋山 高善 氏
7/27
(木)
法人税申告書の機能と作成事例(ケーススタディー)
●会社決算と課税所得(税務調整の仕組み)
●別表4と別表5(1)の機能と関連
●重要項目の申告書作成のケーススタディー
税理士
坪内 二郎 氏

後期講義方針

我が国の経済のグローバル化や国際社会の進展、取引の多様化等に伴う会計基準の公表や企業社会のニーズに応じた会社法の改正等、税務会計を取り巻く周辺の学問領域はここ数年で大きく変革しているところです。このような状況の変化に対応した税制改正が行われた結果、税制自体が複雑化してその制度の理解が益々困難となっているのが現状です。本講座では、最近の税制改正や複雑な課税制度の内容や解釈について、税務実務の経験豊富な講師が理論と実務の両面から講義します。

開講日 講義テーマ 講師
10/5
(木)
最近の租税回避事例を巡る議論
●りそな銀行事件
●ヤフー事件
●租税回避の定義
●租税回避否認論の新たな展開
●節税開示制度
中央大学商学部教授
酒井 克彦
10/17
(火)
企業組織再編
●純資産の部と組織再編成
●欠損金と組織再編成
●最近の税制改正の概要
●適格要件と租税回避行為
税理士
菅原 英雄 氏
10/19
(木)
最近の資産評価等を巡る諸問題
●近年の資産課税の改正内容
●財産評価基本通達と総則6項
●事業用小規模宅地の評価を巡る最近の課税事例の検討
●非上場株式の評価方法を巡る諸問題
●非上場株式の評価を巡る相続税対策と税務否認事例
●非上場株式の移動と評価額の低減戦略
●非上場株式の種類株式の評価方法の明確化
税理士
平川 茂 氏
10/26
(木)
平成29年度 所得税・法人税等改正の重要項目
●配偶者控除等の見直し
●積立NISA制度の創設
●研究開発税制・所得拡大促進税制の見直し
●コーポレートガバナンス改革等
●中堅・中小企業の支援
税理士
中島 孝一 氏
10/31
(火)
国際課税と租税条約
●最近の租税条約の動向
●租税条約を巡る実務上の問題点
中央大学商学部教授
矢内 一好
11/2
(木)
海外進出の税務
●海外進出する前の税務
●海外進出中の税務
●海外から撤退する場合の税務
●海外進出した場合の個人の税務:所得税
●海外進出した場合の個人の税務:相続税及び贈与税
税理士
高山 政信 氏
11/9
(木)
★CPE認定研修
自己株式のみなし配当課税と相続税納税資金対策としての活用
●自己株式の取得・処分・消却の法務、会計及び税務
●みなし配当課税の考え方と法人税申告書への記載
●相続税の納税資金対策としての自己株式の活用
公認会計士・税理士
棟田 裕幸 氏
11/14
(火)
★CPE認定研修
グループ法人税制
●譲渡損益調整資産の損益の繰延べと戻入れ
●グループ法人間の寄附金
●完全子法人からの配当と株式譲渡損益の取扱い
●グループ法人税制と清算税制
税理士
菅原 英雄 氏
11/16
(木)
租税訴訟事例の分析
●馬券訴訟
●年金二重課税訴訟
●土地二重課税訴訟
●更正の予知
●重加算税の賦課決定
中央大学商学部教授
酒井 克彦
11/28
(火)
国際課税を巡る最近の課税事例の諸問題
●BEPS等の国際税務の動向
●国際税務に係る最近の課税事例とその問題点
中央大学商学部教授
矢内 一好

講師紹介

税理士
石井 幸子
(いしい さちこ)
日本大学法学部卒業。勝島敏明税理士事務所(現:デロイトトーマツ税理士法人)ほかを経て、石井幸子税理士事務所開設。主な著書等:『接待飲食費を中心とした交際費等の実務』、『グループ法人税制(第二版)』(共著)、『会社分割実務必携』(共著)、『連結納税の鉄則30(申告書からみた税務調査対策シリーズ)』(共著)、『消費税の鉄則30(申告書からみた税務調査対策シリーズ)』(共著)他
中央大学名誉教授・税理士
大淵 博義
(おおふち ひろよし)
中央大学商学部卒、税務大学校・研究科卒業後、東京国税局直税部国税訟務官室、同直税部法人税課、国税庁直税部審理室訟務専門官、税務大学校教授(法人税担当)等を経て、中央大学商学部教授(税務会計・税法担当)、2014年3月退職(中央大学名誉教授)。この間、'87年~'90年明治学院大学経済学部非常勤講師。(公財)日本税務研究センター評議員。税務会計研究学会理事、租税訴訟学会理事、日本租税理論学会、日本会計研究学会。主な著書に、『法人税法解釈の検証と実践的展開(Ⅰ)』『同書(Ⅱ)』、『法人税法の解釈と実務』、『役員給与・交際費・寄付金の税務』、『国税の常識』がある。
中央大学商学部教授
酒井 克彦
(さかい かつひこ)
国士舘大学法学部教授を経て、現在、中央大学商学部教授。法学博士。現在、税務会計論・租税法などを担当。一般社団法人アコード租税総合研究所 所長、一般社団法人ファルクラム 代表理事。単著に『スタートアップ租税法〔第3版〕』、他7冊のアップシリーズ、『所得税法の論点研究』(財経詳報社)、『裁判例からみる法人税法』(大蔵財務協会)、『レクチャー租税法解釈入門』(弘文堂)、『プログレッシブ税務会計論Ⅰ、Ⅱ』(中央経済社)など。その他、論文多数。
日本大学教授
平野 嘉秋
(ひらの よしあき)
横浜国立大学経済学部卒業、筑波大学大学院社会科学研究科博士課程修了。法学博士。東京国税局、国税庁、税務大学校研究部を経て、現職。主な著書に『日本版タックス・シェルター・ファンド』、『パートナーシップの法務と税務』、『不動産証券化の法務・会計・税務』、共著に『税法用語辞典』、『新しい企業会計制度』、『新しい株式制度と証券税制』、『新しい法人制度』他、論文に「国家間の租税法における企業概念の相違により生ずる諸問題」等がある。
税理士 税理士法人平川会計パートナーズ 代表社員
平川 茂
(ひらかわ しげる)
1981年中央大学商学部卒、'88年税理士登録。'92年㈱サテライト・コンサルティング・パートナーズを設立。現在同社取締役会長、2012年度、2013年度、2014年度 税理士試験試験委員。主な著書に『[新版]借地権課税の実務-個人・法人/地主・借地人別事例解説-』、『税務・会計・法務の羅針盤vol.2』、『定期借地権と定期所有権』、『こんなときどうする会社役員の責任』、『企業経営に活かす最新税務・法務戦略』、『税務疎明事典(法人編)』等がある。
税理士
中島 孝一
(なかじま こういち)
日本大学法学部卒。現在、税理士法人平川会計パートナーズ・税理士、日本税務会計学会・副学会長、東京税理士会・電話相談員。主な著書は、『平成29年度税制改正と実務の徹底対策』、『家事関連費を中心とした必要経費の事務』、『改訂版 資産をめぐる複数税目の実務』(いずれも共著)等、他多数。
税理士
菅原 英雄
(すがはら ひでお)
中央大学商学部卒、東京国税局調査第二部調査官をはじめ、国税庁調査課係長、東京国税局調査第一部調査審理課総括主査、同局調査第一部特別国税調査官付総括主査などを歴任後、平成19年税理士登録。現在、企業顧問をするかたわら、講演活動、執筆活動を行う。国士舘大学大学院客員教授。主な書著に「イチからはじめる法人税実務の基礎」、「クローズアップ保険税務(生命保険編)(共著)」「解説とQ&Aによる合併・分割等の税務(共著)」等がある。
共栄大学国際経営学部教授・税理士
秋山 高善
(あきやま たかよし)
中央大学商学部・同大学院商学研究科非常勤講師。主な著書に『Q&A国境を越える電子商取引等に関する消費税の実務』(藤曲武美監修、日本加除出版)がある。第31回日税研究賞税理士の部入選。消費税を主な研究対象としている。
税理士
坪内 二郎
(つぼうち じろう)
東京外国語大学スペイン語科卒業、ミシガン州立大学経営大学院修士課程修了(米国会計税法専攻、MBA)。東京国税局(法人税担当国税調査官)、安田信託銀行(みずほ信託銀行)主計部(税務担当)を経て、2014年税理士事務所開設。主な著書(共著)に、『国際税務総覧』(財経詳報社)、『国際税務に強い税理士になる本』(中央経済社)がある。
中央大学商学部教授
矢内 一好
(やない かずよし)
中央大学教授(商学部)、博士(会計学)。国税庁税務大学校講師、専修大学大学院商学研究科非常勤講師、慶応義塾大学大学院法学研究科非常勤講師。主な著書に『国際課税と租税条約』、『租税条約の論点』、『移転価格税制の理論』、『連結納税制度』、『詳解日米租税条約』、『解説・改正租税条約』、『Q&A国際税務の基礎知識』、『キーワードでわかる国際税務』、『米国税務会計史』、『現代米国税務会計史』、『英国税務会計史』がある。
税理士
高山 政信
(たかやま まさのぶ)
東京税理士会荒川支部所属。株式会社TAX LABO代表取締役。元東京国税局調査第一部調査審理課。国税局では、外国人、外国法人、外資系法人等の調査並びに移転価格調査及び海外取引等の審理事務に従事した。現在は、主として中堅及び中小企業等の国際税務の相談及び海外進出支援業務に従事している。著書には、『国際税務ガイドブック』、『海外移住・ロングステイのための税務基礎知識』、『スピードマスター国際税務』等がある。
一番町共同会計事務所 代表(公認会計士・税理士)
株式会社BSM 代表取締役
棟田 裕幸
(むねた ひろゆき)
1978年明治大学商学部卒業。1985年青山監査法人・プライスウォーターハウス(現あらた監査法人)に入社。その後三優監査法人社員を経て、1995年棟田公認会計士・税理士事務所開設、1999年㈱BSM設立。主な著書等に、『会社合併実務必携』(共著)、『Q&A自己株式の実務』(共著)、『組織再編の手法と会計・税務Q&A』(共著)、『Q&A株主資本の実務』(共著)、『詳説自社株評価Q&A』(共著)他。『T&Aマスター』、『税務弘報』等にも多数執筆。