研究推進支援本部

政府・企業等の少子化対策の有効性を検証/委託研究(代表者:経済学部教授 阿部正浩)の成果を出版しました

2016年03月23日

【タイトル】 少子化は止められるか?―政策課題と今後のあり方』
【編著者】 阿部正浩(中央大学経済学部教授)

【発行所】 株式会社有斐閣
【発行日】 2016年3月25日初版第1刷発行

【内 容】
これまでさまざまな対策が実施されているにもかかわらず、少子化が止まらない日本社会。政府や企業、地方自治体によって行われてきた少子化対策について、主に経済学の視点からその有効性と問題点を検証し、持続的社会を実現するために必要な施策を提示します。

【目 次】
はじめに:少子化は止められるか? [阿部正浩]
第1章 政府はどのような少子化対策を行ってきたのか? [阿部正浩・加藤久和・中井雅之]
第2章 子育てと仕事の非両立が少子化を進めたのか? [宇南山卓]
第3章 子どもは親の生活満足度を高めるか?─国際比較の結果から [松浦司・影山純二]
第4章 「子育てする企業」の特徴は? [阿部正浩・朝井友紀子・児玉直美・齋藤隆志]
第5章 地方自治体の少子化対策は効果があったのか? [松田茂樹・佐々井司・高岡純子・工藤豪]
第6章 少子化対策で将来の出生率や人口はどうなるか?─少子化対策と出生動向に関する将来シミュレーション [加藤久和・中野諭]
おわりに:何が問題で何が必要か? 少子化対策に望まれること [阿部正浩]

【詳 細】 http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641164727

本研究について

本研究は、日本学術振興会からの委託を受けて実施された、中央大学経済学部教授・阿部正浩を研究代表者とする「少子化対策に関わる政策の検証と実践的課題の提言」という研究プロジェクト(※)です。政府、企業、地方自治体が行ってきた少子化対策の有効性と問題点を検証してきました。

今回の書籍は、研究プロジェクトの成果をわかりやすくお伝えすることを目的として出版いたしました。

(※)正式には、日本学術振興会「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」実社会対応プログラム,課題(研究領域):人口動態を踏まえた日本の国と社会のかたち「少子化対策に関わる政策の検証と実践的課題の提言」(委託期間:2013年10月から2年間)

研究計画の概要については、次の図をご覧ください。