注目度急上昇 「北京行き」決めたチームの最年少全日本男子バレー
福澤達哉さん(法学部四年)独占インタビュー
6月7日、アルゼンチン戦で16年ぶりのオリンピック行きを決めた全日本男子バレー。その歴史的舞台に中央大学の福澤達哉さんはいた。男子バレー界では決して高くはない189cmにして、全日本2番という最高到達点357cmの跳躍力を武器に、最年少でバレーボール世界最終予選メンバーに抜擢された。試合後の彼に、歓声の渦に包まれた東京体育館の熱狂と、福澤選手のこれからをインタビューした。
―北京オリンピックの出場権獲得、おめでとうございます。
福澤:ありがとうございます。アルゼンチン戦ではベンチもコートも一丸となっていたので、全員で喜びを分かち合えました。
―監督が泣いてコートに倒れこむ、感動的なシーンもありましたね。
福澤:監督は非常に厳しい方で、練習中はなかなか笑わない。常々「自分の信念を持てばオリンピックにも出られる」と話していました。その信念に基づいて今回、自分も全日本に出られたのが嬉しいですね。監督が泣かれたのは、選手と一緒に辛い思いをずっと分かち合ってきたからだと思うし、それを見て感慨深いものがありました。
―北京行きが決まった翌日の対アルジェリア戦では、第二セットで大活躍しましたね。
福澤:最年少ということもあって、アルジェリア戦まではワンポイントで出ることばかりでした。イタリア戦初戦ではスパイクを2回くらい打ちましたが、それでもワンポイントブロックや、ピンチサーバーでした。ずっとコートの中にいて全てのプレイをする、ということができなかった。だから出場権が決まったアルジェリア戦ではプレイするチャンスがあるだろうと思っていたんです。ずっと出たいという思いがあったので、緊張するというより、楽しかったですね。最初に点を取れてから「いけるな」と。そこから思いっきり力を出し切ることができました。
―コートは、大いに盛り上がっていました。声援は聞こえていましたか。
福澤:一本決めるごとにこんなに応援してくれる人がいると感じることが出来て、普段の自分のパフォーマンス以上のパフォーマンスが出せたと思います。
―そして、7得点を取る活躍をしましたね。
福澤:ある程度世界にも通用する、ということを確認できました。でも今後対戦相手のレベルが高くなってくると、今のままの打ち方じゃ駄目だとか技術を磨くことを考えていかなければならない。アルジェリア戦で一セットとれたというのは、今後の自分にとって、これくらいやればできるという、一つの基準になる試合でした。
―今の目標は何ですか。
福澤:まずは、本戦(北京オリンピック)に出ることですね。最終予選のあと、6月中旬に行われるワールドリーグなどの結果を踏まえて、ベストメンバーが選出されます。自分の場合は、前線で活躍していたわけではないので、まだ本戦に出られるかは分からないんです。ワールドリーグでしっかりアピールして、本戦に残れるように頑張ります。
ここでは書ききれなかった、「ゆきち」と呼ばれる福澤選手のチームでの素顔や、弁護士志望という文武両道の学生生活、プライベートに至るまで語り尽くしてもらったインタビューの続きは7月1日に発刊される「Hakumonちゅうおう」夏季号でご覧いただけます。どうぞそちらもお楽しみください。
「Hakumonちゅうおう」学生記者
中央大学法学部政治学科4年 池内真由
写真提供:「中大スポーツ」新聞部