文学研究科
修了生の花塚優貴さんが第31回日本霊長学会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。
2015年08月04日
文学研究科心理学専攻博士後期課程を2015年3月に修了した花塚優貴さんが平成27年7月18日~20日に京都大学で開催された第31回日本霊長学会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。
発表題目:オランウータンは遅延呈示される自己像を認識できるか?
受賞理由:大型類人猿の一種であるオランウータンは、鏡に映った像を自己の像として認識できることが知られています。そこで本研究では自己像認知が困難となる遅延呈示課題を用いて、オランウータンの自己像認知がどの程度優れているのか検討しました。その結果、オランウータンは少なくとも2秒の遅延があっても、自身の像を検出できることが示されました。この知見について生態学的な視点から考察したことが評価され、受賞に至りました。