情報工学科・専攻

理工学部准教授 鳥海重喜が日本都市計画学会の年間優秀論文賞を受賞

2015年05月14日

福岡市のフードデザートマップ

情報工学科准教授 鳥海重喜が日本都市計画学会に発表した論文「福岡市におけるフードデザート問題の分析」が2014年 年間優秀論文賞を受賞しました。

"フードデザート(Food Desert)問題"とは、"食の砂漠"の訳の通り、生鮮食料供給体制が崩壊した地域で発生している、買い物弱者等の諸問題を表すものです。

<受賞理由> ※日本都市計画学会Webより抜粋
本論文は、買い物弱者の増加、生鮮食料供給体制の崩壊を研究背景に、現状の生鮮食料品と高齢者に着目した人口の分布から福岡市のフードデザート問題を分析したものである。評価できる点としては、第一に、最寄りの店舗が撤退した場合、フードデザート地域の予備群としての準フードデザート地域を定義して、これをフードデザート地域とともに抽出する手順を提案した点があげられる。第二に、フードデザート問題に対して、必要な施設数や施設の重要度を数理計画問題として評価する方法を提示しており、実用上の有効性を期待できる点があげられる。