理工学研究科 博士後期課程3年 町田 亮さん（古田研究室）らの論文が Analytical Sciences の表紙を飾りました

理工学研究科 応用化学専攻 博士後期課程3年 町田 亮さん（古田研究室）らが 日本分析化学会誌 Analytical Sciences に投稿した論文が、Hot Article賞を受賞し2015年5月号の表紙を飾りました。

 

掲載論文: Anal. Sci., 2015, 31, 345-355.

タイトル: Temporal changes of fractionation index caused by changes in the large size of ablated particles in laser ablation-inductively coupled plasma mass spectrometry

著者: Ryo Machida, Takashi Nakazawa, Naoki Furuta

論文概要: レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法で観測される元素分別効果の機構を明らかにするために、標準ガラスNIST610を10分間アブレートしている間に、Ca内標準で規格化した34元素の相対的強度を測定した。毎分の相対的強度を、最初の1分間の相対的強度で割ることによって、元素分別係数 (FI) の時間変化を求めた。single-site mode 及び1 mm defocus条件で、大きな粒子に大きな変化が観測された。観測されたFIの変化によって、測定した34元素を2つのグループに分類した。FIの変化は、ICP中に導入された大きなアブレート粒子の変化による元素の挙動によって説明できた。

 

Analytical Sciences　http://www.jsac.or.jp/analsci/

 

発表論文　http://envsun.chem.chuo-u.ac.jp/paper/temporal%20changes.pdf

 

環境化学・古田研究室　http://envsun.chem.chuo-u.ac.jp/