応用化学科・専攻

理工学部教授 小松晃之の “大腸菌トラップ” がイギリス化学会のニュース Chemistry World で紹介されました

2014年06月25日

理工学部教授 小松晃之(応用化学科)の研究成果が、イギリス化学会(RSC)のWebサイトニュース Chemistry World で紹介されました。イギリス化学会のWebサイトは、世界中の研究から最新の注目ニュースを厳選し配信しています。

小松のグループはタンパク質を使ってナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)のチューブをつくる研究を行っており、これまで薬物やウイルスがその内部に取り込まれることを明らかにしてきました。今回はチューブの幅を大きくすることで、タンパク質マイクロチューブ(1マイクロメートルは100万分の1メートル)を合成し、微生物である大腸菌を捕捉することに世界で初めて成功しました。1リットル中に10万個の大腸菌を含む汚れた水にこのマイクロチューブを微量(15 マイクログラム)入れるだけで、大腸菌は完全に除去されます。

研究成果の詳細はイギリス化学会誌 Chem. Commun. に掲載されています(Open Access Article)。また、この論文のイメージが当該号の表紙を飾る予定です。
 
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