豊田太郎准教授（東京大学）講演会開催

豊田　太郎　准教授

 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻

Title:  単細胞生物の化学モデルの構築

Time:  2016/1/19(Tue), 16:30 − 17:30

Place:  Rm. 6701

Abstract:

単細胞生物は、単純にみれば、脂質膜で覆われた袋状の有機分子集合体であり、内部に遺伝子となるDNAやタンパク質をもち、代謝を通じて、増殖したり運動しています。私たちは、その化学モデルを創って仕組みを理解する研究を通じて、生命らしさや生命起原の謎に迫りたい、また、単細胞生物のように動作するロボットを作りたい、と考えています。これまでに、水中での界面活性剤の化学反応を利用することで、DNAやタンパク質がなくても、増殖したり動く細胞サイズの人工小胞体をつくってきましたので、今回それら研究例を紹介します。