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生命科学科・専攻
数学Ⅲ・数学Cについて

「生物学を学ぶのに、数学は要らないのでは?」という質問が、よくあります。
社会人になってからは、数学をまったく必要としない仕事につく人も多いのは事実です。

一方、最新の生命科学を学ぶためには、数学の基礎知識は必要です。例えば一年次の必須科目である情報処理実習1および2は、数学の素養なしでは理解できません。まだ実験結果の整理と解釈には、統計学を勉強する必要があります。生命科学の一部の分野では、本学理工学部における他学科並みの標準的な数学知識が必要です。そうは言いながらも、数学への依存性が、他学科よりも低いのは事実です。

生命科学科では、幅広い教科を準備しています。その中から、自分が望む教科を選択していきます。「生き物が好き」な人と「最新の生命科学を極めたい」人といった異なるタイプの学生それぞれに対応したコースが設定できるようになっています。そして、それぞれのコースの特徴をアピールできる就職先についても調査し、国内で最も多様な業種に卒業生が進めるように支援環境を開拓していこうと考えています。

さて、より現実的な問題として、高校でどのように数学を学び受験に臨めば良いのでしょうか?

  1. 数学Ⅲ・数学Cをしっかりと勉強した人は、一般入試を主力に受験するのが有利でしょう。
  2. 理数選抜入試(センター併用入試)は、英語のみセンター試験を利用し、理科と数学については本学独自の試験を課します。数学の範囲は数学Ⅲ・数学Cまでですが、数学4題のうち任意の3題がその場で選べますし、また、研究者の卵を探す趣旨上、いわゆる公式パターンを高速かつ反射的に適用していく能力を要するものではなく、むしろ基本に立ち返って根底から推論していく過程を完全記述方式で述べるので、部分点を確保しやすいという特徴があります。
  3. センター単独入試の数学の範囲は、数学Ⅱ・数学Bまでです。これで合格し入学した後が心配だという人がいるでしょう。この心配に応えるために、理工学部では、補修教育を実施しています。一年次にこの補習教育を受けて、本学理工学部における標準的な数学知識を固めたうえで、生物学においては数学をあまり必要としない研究室・分野に進む、という道もあります。

一般入試に数学Ⅲ・数学Cを指定した理由は、最新の生命科学には数学的素養が必要であるというメッセージを受験生に伝えたいという意図からです。しかし、数学が不得手であるからといって、本質的に生命科学科への道が閉ざされたわけではありません。不得意課目を克服する努力は、自らの人生を切り開く能力の向上につながります。食わず嫌いで将来の道を狭めないように、前向きに取り組んでください。