総合政策学部

総合政策学部 4年 矢野倫太朗さん(スケート部アイスホッケー部門)が「世界インラインホッケー選手権大会2018」の日本代表に選出されました

2018年07月31日

政策科学科 4年 矢野倫太朗さんが、7月22日~28日にイタリア・アジアーゴで開催される「世界インラインホッケー選手権大会2018」の日本代表選手12人(うち大学生は本学学生2人を含む4人)のメンバーに選ばれました。

 

矢野さんは、本学スケート部アイスホッケー部門に所属し、フォワード(FW)を担う中心選手として試合や大会で活躍しています。

 

今回はインラインホッケー 1 の選手として大会に出場するため、イタリアへの出発を目前に控えた矢野さんに、大学生活で力を入れたことや、今回の大会への意気込みについてインタビューしました。

 

 

―矢野さんはスポーツだけでなく、勉強にも力を入れていると聞きました。どのような勉強をしていますか?

矢野 高校生の頃から宗教がどのように人の生き方に影響を与えるのか興味があり、総合政策学部では東南アジア社会文化、インドネシアのイスラームを研究する加藤ゼミで学んでいます。昨年の12月にはゼミ合宿でベトナムのホーチミンとハノイを訪れ、ベトナムにおける宗教の社会的意義についてリサーチしました。試合直後の合宿だったので体力的に厳しい面もあったのですが、スポーツ以外も全力で取り組もうという心構えで調査活動をしました。

 

―ベトナムでどんな発見をしましたか?

矢野 複数の宗教的建築物をめぐり、訪れる人に宗教観についてインタビューをしました。そこには「宗教において善悪を判断する」という共通認識があり、宗教があるからこそ社会全体の「善」が保たれているという考えを知ることができました。また、街を観察する時間を大切にして過ごしました。街のさまざまな場面で社会主義の特徴を発見することができたので、資本主義と比較しながら歩きました。

 

ユニフォーム姿の矢野さん
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中央大学スケート部アイスホッケー部門公式サイトより

―今研究していることはありますか?

矢野 宗教を持つアスリートに関する研究をしています。たとえばイスラーム教徒の方が競技とラマダン期間が重なってしまった場合や、女性アスリートが競技中も肌を覆う衣裳を身に着けなくてはならないなど、スポーツと宗教を選択しなければならない場面でどのように考え、行動するのかを調べています。

 

―それでは大会に向けて、意気込みをお願いします。

矢野 インラインホッケーはいつも取り組んでいるスポーツとは違う種目ですが、日本代表としての誇りを持って全力で戦ってきます!

 

 

7月28日に最終日を迎えた「世界インラインホッケー選手権大会2018」で、日本代表男子チームは全7試合を戦い、6勝1敗で大会を終えました。順位は昨年より4つ上げて9位の成績を収めました。

インラインホッケー 1

インラインホッケー(Inline hockey)は、ホッケー競技のひとつです。ローラースケートを履き、氷上ではなく、乾いた路面で行います。プレーヤー4人、ゴールキーパー1人で構成されます。