総合政策学部

総合政策学部 4年 美根京子さんの作品「旅人」が中央大学アートフェスティバルで特別賞を受賞しました

2018年03月25日

美根京子さん

政策科学科 4年 美根京子さんの作品(書)「旅人」が昨年11月に開催された「中央大学アートフェスティバル」にて、特別賞を受賞しましたのでご案内します。

 

「中央大学アートフェスティバル」は、芸術の分野に興味や関心を持つ学生の作品を展示し、展示期間中に行われる学長や学生部委員教員による審査会によって、学長賞と特別賞が選出されます。

 

美根さんに、受賞作(下掲)に込めた思いや、学生生活についてインタビューしました。

 

「旅人」にはどのような思いが込められていますか?

美根 元々大好きな福山雅治さんの曲でしたが、今後未知の場所で新聞記者として働く自分の想いと歌詞がマッチしたため、創作に取りかかりました。知らない土地へ行くとき、新しいことに挑戦するとき、自分自身の可能性が無限に広がっていくことを感じさせてくれる歌詞に強く惹かれます。特に「知らない自分」というワードはお気に入りです。小学生のころから続けてきた書道の集大成であるこの作品を見てくださる方に、一歩踏み出す勇気を与えられたら幸いです。

 

完成までに心がけたこと、工夫したこと、苦労したことなどがあれば教えてください。

美根 歌詞にのせた自分の感情が文字として伝わるように、作品に抑揚を出すことを心がけました。また、書道人生で出会ってきた様々な字体を使うことを目指したため、全体としてまとまりを出すことに苦労しましたが、最終的には満足のいく作品を完成させることができました。

 

大学生生活で思い出に残っていることは何ですか?

美根 最も思い出に残っていることは、ゼミ活動です。横山彰教授の公共選択論のゼミに所属し、3年次は待機児童問題について仲間とひざを突き合わせて議論し、共同論文を執筆しました。学会で保育士賃金の向上に関する政策提言を行い、保育分科会賞を受賞できたことは大変有意義な経験となりました。待機児童問題だけでなく、子どもの貧困や4年次の卒業論文のテーマでもある子どもの読解力の向上について、満足いくまで研究できたことは、私にとって大きな財産となりました。

 

卒業後、チャレンジすること、目標を教えてください。

美根 卒業後は、新聞記者として働くこと自体が自分にとってのチャレンジです。右も左も分からない中で、早く自分のペースをつかむことこそが挑戦だと考えています。目標は、現在関心のある教育問題を一層勉強し、教育現場への取材を安心して任せられるような記者になることです。より良い社会づくりの一助となる記事を、こつこつと世の中に提供していきたいです。

 

これから総合政策学部へ入学する高校生に新卒学生としてメッセージをお願いします。

美根 私はこの学部に入学したことを、人生最良の選択であったと考えています。自分を成長させてくれる先生方や授業、共に高め合える仲間との出会いがたくさん待っていました。この素晴らしい環境の中で、ぜひ安心して、ありのままの自分を磨いていってください。