総合政策学部

総合政策学部 2年 原島光希さんの調査活動が毎日新聞に掲載されました

2017年10月27日

原島光希さん

国際政策文化学科 2年 原島光希さんは、所属する総合政策学部 松野良一ゼミ(専門演習)の調査活動のため、千葉県長生郡長柄町にあるB29慰霊碑を訪れました。その様⼦が10月4日付の毎日新聞(地方版)に掲載されましたので、ご案内いたします。

 

「全国にB29慰霊碑はどれくらいあるのだろうか」「なぜ敵兵を弔ったのか」。それらの疑問を解決すべく、松野ゼミの学生は太平洋戦争中に⽇本国内に墜落した米軍爆撃機B29の慰霊碑を訪ね歩いています。この日、原島さんは長柄町の長栄寺境内にある慰霊碑を訪ね、建立に携わった当時の住職(故人)と交流があった、陸沢町学芸員の久野さんに話を聞きました。

 

長栄寺の慰霊碑は、戦後約50年を経て建立が実現しました。取材を終えた原島さんは、「あの世に国境はあるのだろうか、という住職の言葉が印象的でした。」と感想を語りました。戦没者遺族に配慮する一方で、アメリカも日本もそれぞれが戦争の被害者であり、長年に渡り「わだかまりを消したい」と願い続けた住職の心中を推し量りました。

 

松野ゼミによるB29慰霊碑の調査は2016年から始まり、ジャーナリズムを学ぶ学⽣が、全国の墜落地点約30カ所を分担⼿分けして取材しています。昨年の2年生がまとめたルポルタージュは今年9月、日本外国特派員協会が主催するジャーナリズム奨学金「The Swadesh DeRoy Scholarship(スワデシュ・デロイ奨学金)」のPhoto(写真)部門で第1位を受賞。原島さんを含む2年⽣が現在行っている調査取材と合わせて書籍化を予定しています。

 

【2017年10⽉4⽇ 毎⽇新聞 地方版】
米爆撃機B29乗員慰霊碑
あの世に国境はあるのか 途絶えた追悼「重要性伝えて」 中央大学生が調査 /千葉

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