総合政策学部

総合政策学部 2年 山本大介さんの調査活動が毎日新聞に掲載されました

2017年10月12日

山本大介さん

政策科学科 2年 山本大介さんは、調査活動で訪れた秋田県男鹿市で毎日新聞社の取材を受け、その様子が30日夕刊に掲載されましたので、ご案内いたします。

 

山本さんが所属する、総合政策学部 松野良一ゼミ(専門演習)では、太平洋戦争中に日本国内に墜落したB29の慰霊碑を訪れ、関係者に取材を行っています。9月30日、山本さんは、秋田県男鹿市の男鹿半島西部にある本山で毎年行われている慰霊祭を見学し、戦争体験者に取材を行いました。

 

山本さんは現地での取材について「戦争の中にも人の優しさがあると感じました」と語りました。本山の墜落地点は山の急斜面にありますが、当時の住民は墜落地点までの険しい道を登り、米兵乗員のうち1名の生存者を救出し、11名の遺体を弔いました。「戦争の悲惨さからも目を背けてはならない。人間の毒された感情や弱さを知る一方で、純粋に『救いたい』と願い行動した人もいたことを、この調査を通じて知ることができました」

 

松野ゼミのB29慰霊碑の調査は2016年から始まり、ジャーナリズムを学ぶ学生約30名が、全国の墜落地点約30カ所を手分けして取材しています。山本さんを含む今年の2年生がまとめた12カ所の取材内容は『中央評論』(出版元=中央大学出版部)に掲載が予定されており、その後、昨年の2年生が書き上げたルポルタージュと合わせて、書籍化を予定しています。

 

【2017年9月30日 毎日新聞 夕刊】
尋ね歩くB29墜落 学生が調査「住民の純粋さ形に」

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