総合政策学部

総合政策学部 4年 中野夏実さんの「日本と難民をつなぐ」活動が毎日新聞に掲載されました

2017年08月01日

日本社会と難民をつなぐ活動を行う学生団体「WELgee」(ウェルジー)が6月18日に渋谷区で開催した「WELgeeサロン-難民の日特別版」1日集中型ワークショップに、国際政策文化学科 4年 中野夏実さんがプレゼンターとして参加し、その活動の様子が毎日新聞に掲載されました。

 

中野さんは、目加田説子ゼミで国際政治を学んでいます。中野さんの取り組みと、今後の目標についてインタビューをしました。

 

中野夏実さん

――難民問題に興味を持ったきっかけは何ですか?
中野 スウェーデンを訪れた際に現地の友人から聞いた「わたしたちの街の景観は変わってしまった」という一言でした。難民受け入れの先進地域であるEUの中でも、スウェーデンは労働力の確保だけでなく、人道主義から毎年多数の難民の受け入れを積極的に行っており、世界で紛争が起きるたびに難民が流入し、人口が急増しています。

 

――日本の難民受け入れの現状は?
中野
 日本には1970年代のインドシナ難民の受け入れから1万人以上の難民が暮らしていますが、日本社会では十分に知られていません。日本の難民の現状を直視し、ありのままを伝えていきたい。まずはたくさんの人に難民について知ってもらうことが大切と考えています。

 

――卒業までにやりたいことは何ですか?
中野 勉強にたっぷり時間を費やせることもしばらくないと思うので、ゼミの勉強に励みます。また、アルバイトで貯めたお金を使って長期で海外旅行に行き、仕事に生かせる英語を習得したいと思います。卒業論文は、日本で暮らす難民がおかれる状況を、文献や現地調査を含めてまとめます。

 

――卒業後の目標を教えてください。
中野 内定している全国紙の新聞記者として、日本のみならず海外の実態を踏まえながら、難民などあまり知られていない人たちの存在を広く発信していきたいです。

【2017年6月30日 毎日新聞 東京夕刊】
難民問題を日本国内で考える 空き家問題×住居不足 地域おこし×祭り 互いに関われる社会に

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