総合政策学部

総合政策学部教授・彭浩がゲストスピーカーをお招きし特別講義を行いました

2017年02月13日

総合政策学部教授・彭浩の専門分野は、日中文化の比較研究です。

 

このたび、本学部教授・彭浩の「比較文化論」と、本学部教授・保坂俊司の「南アジア社会文化論」が合同で、ケンポ・ツルティム・ロドゥ師(ラルン五明仏学院・副学院長)をお招きし、「生きる智慧」というテーマで特別講義を行いました。

 

 

講義の様子

会場となった教室は、学生や一般の聴講者、NHKの取材クルーなどですし詰めのような状態でしたが、参加者は静かな中にも講義に熱心に耳を傾けていました。

 

ケンポ・ツルティム・ロドゥ師からは、「生きていくために、心に必要な栄養は何だと思いますか?」という問いに、学生は「自己を肯定すること」、「癒し」、「すべてのことは繋がっていると信じること」、「自分を好きになること」などと答え、それらを踏まえ、心の問題の解決方法や、心を穏やかに保つ方法など、日々どのように実践すればよいかについて丁寧にお話しくださいました。

 

なお、ケンポ・ツルティム・ロドゥ師が日本を離れた直後、ロドゥ師より通訳を介し、本学部教授・彭浩と、本学部教授・保坂俊司に感謝のメッセージが届きました。

 

ケンポ・ツルティム・ロドゥ師からのメッセージ

このたびの来日で、中央大学の学生と交流できたことや、講義後、保坂先生とのインド仏教についての話し合いがとても有意義でした。東京大学、大正大学、京都大学などでも講義を行いましたが、中央大学での講義が最も手応えを感じました。今後もこのような交流を続けたいです。

 

ケンポ・ツルティム・ロドゥ師プロフィール

チベット仏教の僧侶で仏教学者。ラルン五明仏学院・副学院長。

1962年、中国四川省カンゼ・チベット族自治州ダクゴ県生まれ。1984年、ラルン五明仏学院にて僧侶となり、現在はラルン五明仏学院・副学院長として後進の育成に努める努めるほか、欧米やアジアの大学における学術交流も活発に行い、オックスフォード大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、台湾大学などにおいても講演活動を行っている。

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