総合政策学部

総合政策学部4年 岩田哲也さんがFINAスイミングワールドカップ2016東京大会
併せて日本選手権水泳競技大会で3位入賞

2016年11月30日

10月25、26の両日、東京辰巳国際水泳場で行われたFINA(国際水泳連盟)スイミングワールドカップ2016東京大会併せて日本選手権水泳競技大会において、岩田哲也さん(水泳部)が100m背泳ぎで世界6位、日本3位に入賞しました。また、100m個人メドレーにおいても、瀬戸大也選手(日本代表)に続く3位入賞と健闘し、有終の美を飾りました。

 

Tetsuya Iwata
政策科学科4年 岩田哲也さん(水泳部)

-3位入賞おめでとうございます!4年生はこの大会で引退なのですか?

岩田:ありがとうございます。中央大学の水泳部としては、9月のインカレで男子総合で準優勝し引退しました。優勝を目指し、日々練習をしていたので悔しい気持ちでいっぱいでしたが、みんなよく頑張ったと思います。

今回の大会は、高校生までお世話になっていたスイミングクラブのコーチに最後の恩返がしたいと思い、エントリーしました。というのも、僕は今年のインカレ前の2年間、長いスランプが続き、何をやっても結果がでない辛い時期があったのですが、高校時代のコーチに相談すると、「自分の持ち味を見失ってる。もっと自信を持て、お前の泳ぎは日本一だと思ってる。いい時の泳ぎをビデオで見てみろ」と言われ、試合時に母親が撮ってくれていたビデオを見直し、自分の泳ぎを取り戻すことができました。大学生活の最後にコーチの下でもう一度練習し、ワールドカップに出て結果も残せたので、恩返しができて本当によかったです。

 

-物心ついた頃から水泳を始められたそうですが、その中でも大学4年間はいかがでしたか?

岩田:選手としても人としても成長することができた4年間でした。水泳部は全員が寮生活なのですが、寮の規則や、それぞれに役割もあるので、自然と責任感やチームワークが身に付きました。また、選手としては集中して泳げる環境が整っていて、充実した練習ができました。

 

-1日のスケジュールはどんな感じなのですか?

岩田:朝5時半に起きて、簡単な朝食をとって、6時には寮を出発して朝練に向かいます。それから授業がある時は一端抜けて、11時までが午前の練習です。寮に帰って昼食をとって、少し休んだら15時~21時半までが午後の練習です。それからミールサポートと言ってカロリーや栄養管理をしてもらっている食堂で夕飯を食べて、4人部屋のみんなで風呂に入ります。それから雑談したり、勉強したりという自由時間があって、寝る前にストレッチをして寝るという感じです。多い時でトータル2万メートルは泳いでいました。

 

-2万メートル!?それを勉強しながら4年間続けてきたなんて、とてもハードですね。

岩田:1年生の時は授業も多い上に、寮の仕事(役割)やルールに慣れるのも大変でした。朝練、午後練とこんなに水泳づけなことも初めての経験だったので、振り返ると自分でもよくやったなぁと思います。

 

-今後水泳は続けるのですか?

岩田:今回の大会できっぱり引退します。住宅メーカーに内定が決まっているので、4月からは営業職で頑張ります。

 

-本当にお疲れさまでした。最後に後輩にメッセージをお願いします。

岩田:中央大学水泳部の強みは、4年生だけがチームを引っ張るのではなく、1年も、2年も、3年もそれぞれにチームを引っ張る力があることだと思っています。来年のインカレでは、総合優勝を目指し、今年悔しい思いをした僕たちの分も優勝して欲しいと思います。特に3年生は力のある選手が揃っているので頑張って欲しいですし、2年生以下も先輩たちの背中をしっかりみて、その後も総合優勝し続けて欲しいです。きつい冬場の時期に目標を見失いやすいのですが、そのような時こそ個々のレベルを上げて、最後に中央大学の強みであるチーム力を発揮して欲しいです。