総合政策学部

総合政策学部3年 鈴木晴絵さんが日本代表としてインドネシアIACSプログラムに参加し 帰国しました

2016年09月28日

Harue Suzuki
政策科学科3年 鈴木晴絵さん

このたび、IACS(Indonesian Arts and Culture Scholarship)プログラム※1に日本代表(1名のみ)として選出され、5月8日(日)~8月21日(日)までインドネシア共和国に派遣されていた、政策科学科3年 鈴木晴絵さんがプログラムを終了し、帰国しました。

 

 

政策科学科3年 鈴木晴絵さんからのコメント

 

IACSプログラムへ参加して、これまで生きてきた中で一番充実した3ヵ月を過ごすことができました。毎日が挑戦で、毎日が冒険で、毎日が新しい発見に恵まれ、インドネシアの基礎知識(経済や文化)はもとより、芸術や参加した各国の様々な価値観を知ることができた貴重な体験でした。

41カ国から60人がこのプログラムに参加し、5都市に分かれての共同生活でした。チームに分かれ各都市の舞踊を学び、発表する機会がありましたが、言語はもちろんのこと、時間の感覚や、価値観の違う国のメンバーが、1つのことを成し遂げるのは容易ではありませんでした。日本では当たり前のことが当たり前ではないことがほとんどで…。たとえば、1時間遅れることは日常茶飯事でした。特に日本人の私と、ドイツ人の参加者はそのことにイライラしっぱなしでしたが、1週間、10日、1ヶ月と経つうちに、それを言っても前に進まないことを学びました(笑)。インドネシアの中でも私が派遣されたジャワ地域の人々は特におおらかで、1時間、2時間遅れても全く動じません。先生もおおらかなので、舞踊の練習が進まなくても全く焦ったり、怒ったりしないので、発表会に間に合うのか、ハラハラしました。

各国からの様々な価値観の参加者を受け入れられるのも、多様性、寛容性にあふれるインドネシアだからだと感じました。私はどちらかというと自分に厳しく、人にも厳しくなってしまうのですが、今後は、人には寛容な人間になりたいと思います。そして将来は、インドネシアを中心とした東南アジアと日本のかけ橋となって、現地の人と手を取り合って進めるするような仕事に就きたいと思っています。

 

最後に、この貴重なプログラムへの参加を促して頂いた加藤先生、現地で私たちのお世話をしてくれたインドネシアの先生や学生、3ヵ月共に過ごした仲間たちに心から感謝します。

 

※1 IACSプログラム

インドネシアの外務省が2003年から開催し、国外の若い世代にもっとインドネシアのファンを増やす目的のプログラム。世界の国・地域から60人が集まって3カ月間インドネシアで文化と芸術を学ぶプログラムです。