総合政策学部

総合政策学部准教授・中村周史が執筆に参加した『ユーロ圏危機と世界経済』の書評が出ました

2015年10月28日

総合政策学部准教授・中村周史の専門分野は国際マクロ経済学、金融政策。開放経済における金融政策や為替政策の分析を中心に研究をしています。

 

このたび、中村周史が執筆に参加した「ユーロ圏危機と世界経済」(東京大学出版会)が「週刊ダイヤモンド」(2015年10月24日)で紹介されました。

文中で取り上げられている、第Ⅱ部第5章は、中村周史の執筆個所です。

 

【タイトル】 ユーロ圏危機と世界経済/信頼回復のための方策とアジアへの影響
【編者】 小川英治
【出版社】 東京大学出版会
【ISBN】 978-4-13-040271-2
【概要】 ギリシャの財政危機に始まったユーロ圏危機は、ユーロの抱える問題の広がりと深刻さを露呈させた。試練に立たされたユーロ圏諸国及びEUは、どのようにそれらの課題を克服していったのか。危機の実体経済への影響の分析と、信認回復のための対応を多方面から考察する。
中村周史が執筆を担当した第5章では、ユーロ圏債務危機そのものについてではなく、この債務危機が世界経済、特に世界経済の原動力となっている新興国経済に対してどのように影響を与えたのかという観点で書かれており、貿易・金融の両面から検証を行っている。