文学部

【新刊紹介】文学部教授 川喜田敦子 ほか編著『歴史としてのレジリエンス』

2016年04月13日

文学部教授 川喜田敦子が、京都大学地域研究統合情報センター准教授の西芳実氏とともに編集に携わった『歴史としてのレジリエンス―戦争・独立・災害』(京都大学学術出版会2016)が刊行されました。

 

シリーズ「災害対応の地域研究」は、地域研究、防災、人道支援、情報学などの専門家を分野横断的に糾合し、「メディアと情報」「支援と復興」「社会の再編」「記憶と忘却」の四領域で災害対応に取り組むべく、京都大学地域研究統合情報センターが進める「災害対応の地域研究」プロジェクトの成果をまとめたものです。本書『歴史としてのレジリエンス』は同シリーズの第4巻として刊行されました。

 

内容紹介

紛争、テロ、難民問題…。世界を覆うこの不条理にどうすれば立ち向かえるのか。災いは社会の亀裂をもたらし、その修復は何世代もの歴史のなかで行われる。第二次世界大戦、冷戦、原発事故のような災厄とそこからの回復の諸相を考察し、復興の捉え方の歴史的変遷や地域的相違に注目しながら、私たちがめざすべき社会像の手掛かりを探る。(出版社HPより)

 

はじめに——「歴史としてのレジリエンス」を考える(川喜田敦子)

第一部 革命後を生きる——コミュニティから亀裂を修復する

第二部 不条理を生きる——共通の敵を作らずに連帯する

第三部 科学技術と生きる——社会の災いとして認定する

おわりに——社会のレジリエンスを歴史に問う(西芳実)

 

▽単行本:380頁

▽出版社:京都大学学術出版会

▽ISBN:9784814000104

 

詳細は、京都大学学術出版会のウェブサイトをご覧ください。