哲学専攻

【新刊紹介】文学部兼任講師 小林剛 著『アルベルトゥス・マグヌスの人間知性論』

2016年07月16日

文学部兼任講師 小林剛 著『アルベルトゥス・マグヌスの人間知性論』が刊行されました。

 

 

内容紹介(知泉書館ホームページより)

 人格概念は現代の倫理を支える根本的なものである。これが哲学概念として初めて主要なテーマとなるのは,13世紀西洋における知性単一説論争においてである。
 
知性単一説はムスリム哲学者アヴェロエスがアリストテレス『霊魂論』註解の中で唱えたが,それを初めて論駁したのはアルベルトゥス・マグヌスである。本書は,アルベルトゥスがアヴェロエスの知性単一説をどのように論駁したかを明らかにする。(中略)
 
本書は前著『アルベルトゥス・マグヌスの感覚論』の姉妹篇である。わが国では未開拓なマグヌス研究に新たな一歩を刻む貴重な業績となろう。
 

 

□出版社 : 知泉書館

□定価 : 5,000円+税

□ISBN : 9784862852373