国文学専攻
2016年度中央大学国文学会講演会〈安藤宏先生〉のご案内(終了)
2016年10月29日
2016年度中央大学国文学会 講演会を次の通り開催致します。
近代小説の「言」と「文」 - 太宰治と志賀直哉 -
講 師: 安藤 宏 先生 (東京大学大学院教授)
日 時: 2016年11月24日(木) 5限(16:40~)
場 所: 3351教室 (多摩キャンパス 文学部棟 3号館3階)
参加費・事前申込は不要です。学外の方のご参加も歓迎致します。
お誘い合わせの上ご来場ください。
※ 講演会後に、先生を囲んでの懇親会を予定しています。
◇ 講演要旨
志賀直哉の文体と太宰治の文体。両者は近代の言文一致体小説の双璧をなしている。
二人の違いはどこにあるのかを考えてみることによって、近代小説における
「言(話し言葉)」と「文(書き言葉)」との関係を歴史的に振り返る。
◇ 講師略歴
1958年 東京生まれ。
1982年 東京大学文学部卒業 1987年 同 大学院博士課程中退
同 文学部助手、上智大学文学部講師、助教授を経て、
現在 東京大学大学院人文社会系研究科 教授
文学博士(東京大学)
[主なご著書]
『「私」をつくる - 近代小説の試み』(岩波書店 2015)
『近代小説の表現機構』(岩波書店 2012)
『太宰治 弱さを演じるということ』(筑摩書房 2002)
『自意識の昭和文学 -現象としての「私」- 』(至文堂 1994) ほか