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日本史学専攻
授業紹介

日本近代史演習ⅠA、ⅠB  日本史学専攻 佐藤元英 教授

公文書・外交文書から読み解く近現代史

授業のテーマ

東アジアの国際秩序問題、資源・エネルギー獲得問題、貿易自由化問題、人口・食料問題、移民難民問題、地球環境問題などを、東アジア地域問題として捉え、どのように解決すべきか、現在の我われが問われている問題です。こうした問題に直面している今日は、実は1920年代の昭和初期の金融恐慌、世界恐慌の勃発期に酷似しているといわれています。その後の1930年代は欧米各国が保護貿易、保護主義に走り、ブロック経済を形成して世界経済を委縮させ、第二次世界大戦の要因になったとの見方もあります。
こうしたグローバルな国際関係史に位置付けて、日本が戦争へと突き進んでいく過程の経済的自給自足圏の形成、東亜新秩序建設の施策を実証的に考察するのが狙いです。

授業の進め方

昭和戦前期の国内の公文書、例えば内閣の文書(国立公文書館)、旧陸海軍の文書(防衛省防衛研究所図書館)など、あるいは日本(外務省外交史料館)・イギリス(PRO)・アメリカ(NARA)の外交文書を具体的に読み解く実習を通じて、保護主義がブロック経済を形成し、互いの経済制裁へとエスカレートし、満州事変、日中戦争、大東亜戦争と戦争の決断をした要因を、アーカイブズ学的手法で検証しましょう。

受験生へのメッセージ

佐藤元英 教授

歴史上の政治家、軍人、外交官、財界人、国際法学者、文化人が、現在の我われに残した知的遺産である「日本のアーカイブズ」から、世界を見通しましょう。