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教育学専攻
修了生の声

中大でしか学べなかったこと/下司晶さん

下司晶さん

私は1996年度から2001年度に中央大学大学院文学研究科教育学専攻(博士前期課程・博士後期課程)で学び、2004年度に学位論文を提出して博士(教育学)学位を授与されました。現在は、日本大学文理学部教育学科および同大学院文学研究科教育学専攻で、専門である教育哲学を教えています。

以下では、当時を振り返りながら、中大大学院の特長を記していきたいと思います。

第一に、最もよかったと思うのは、名だたる先生方に親身にご指導頂くことができたという点です。学部とは逆転して大学院は、国立大よりも私立大の方が定員が少なく、丁寧な指導を受けられることが多いです。しかも中大教育の先生方は各分野を代表する研究者ばかりでしたから、そうした先生に直接ご指導を賜ることができたのは、大変貴重かつ贅沢な経験でした。先生方のご研究からは、今でも多くを学ばせて頂いています。

第二に、学際的な学びができたということです。私は教育哲学を専門としましたが、研究室間の敷居が低かったため、教育学の他分野も広く学ぶことができました。また、心理学コースの授業では精神分析や臨床心理学に関する知見を得ました。院生間の交流も盛んで、心理学や社会学の院生と学内研究会を開催し、他分野の研究状況を知ることもできました。これらは研究を深める原動力となり、また大学に職を得てからも非常に役立ちました。

第三に、先に触れた先生方や院生の仲間に加えて、図書館や院生室をはじめとする研究環境が整っていたということです。多摩キャンパスは都心まで少し距離がありますが、その分、落ち着いて研究に専念できました。入学2年目からは、平日は中大で自分のテーマを深め、週末は研究会や学会で他大学に「出稽古」というペースで研究を続けました。

大学院に進学した当初は、学部とのあまりの違いに戸惑うこともありましたが、それは大学院が研究のために特化した場だからでしょう。院生の頃は早く職を得たいと考えていましたが、地方の国立大学に就職してはじめて、中大大学院での時間がいかに貴重だったのかを実感しました。院生の皆さんやこれから大学院に進学する皆さんには、その贅沢な環境で有意義に学んで欲しいと思います。

下司晶 さん
日本大学文理学部教育学科 教授

大学院で学んだことやこれから大学院で学ぶ人へのメッセージ

私は現在都立高校で英語科の教員をしています。文学部教育学専攻を卒業後、文学研究科教育学専攻に進学しました。大学院進学を決めた理由は、学部時代の実地研究や卒業論文執筆を通して、教職に就く前に、教師の役割について学校臨床学・学校臨床社会学の観点からより深く考察していきたいという希望があったからです。大学院では、高卒フリーターの産出過程に関するエスノグラフィー研究に携わる機会や高校との連携授業に参加させていただく貴重な機会に恵まれ、教育現場を常に身近に感じることができました。院生という立場で、学校や教育委員会を訪問し研修に出席したり、先生や卒業生などにインタビューをしたりと、フィールドワークをさせていただくこともありました。様々な人の語りから聞こえてくることを文字として可視化し、考察していきました。修士論文では、教育相談の変容と教師の役割について、高等学校における実践例を中心にまとめました。生徒が安心して学校生活を送るために教員として何ができるのか、何が生徒の成長につながるのか、大学院を修了し立場は変わりますが、当時と変わらず今でも模索しています。修士1年次に教員採用試験に合格したため、2年次は昼間は現場で教員として働き、夜は院生として活動する生活を通して、物事を多角的に考える力が身についたように思います。振り返れば本当に多くの方々の手助けがありました。両立させることを奨励し、温かく見守り、支えてくださった教授陣の皆様、院生の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

T,Mさん(2008年度博士前期課程修了)
東京都立高等学校英語科教員

何事もまずは自ら行動し実現する力、 大学での先生との出会いから私の世界は広がった。/落合 佐江子さん

落合 佐江子さん
国連大学 本部職員