法学部

小椋 智子

プロフィール

学科学年 法律学科4年
出身地 群馬県
出身高校 群馬県立前橋女子高等学校
趣味・特技 読書・書道
キーワード

炎の塔・司法試験予備試験合格・
ボランティア・奨学金

掲載年月日 2016年3月23日

中央大学法学部を選んだ理由を教えてください。

幼い頃、両親に連れられて法廷傍聴をしたことをきっかけに、法曹に憧れるようになりました。その後、中学校の授業で大学教員から憲法についての講義を受ける機会があり、法律が自分の生活とかけ離れたものではなく日常生活に関わっていることを実感しました。特に、専門家でも判断が分かれるような問題の複雑さと比較衡量の視点に面白さを感じて、進路選択を法学部としました。 そして、法学部の中でも中央大学は司法試験対策に力を入れていると聞いていたため、自分の夢を実現するためには最適な環境だと考えました。

法学部での学びについて。特に興味を持って受講した授業や、力を入れて学んだことについて教えてください。

法曹になるために必要な法律系の科目や、実務家の先生が担当してくださる演習を多く受講しました。司法試験の勉強は授業外でする学生も多いですが、私は授業が基本だと思ったので、授業をしっかり受けてそこで基礎を固めました。研究者でもある教授陣の授業に真面目に取り組むことで自分で考える力もついたと思います。 また、個人的な興味があったのと、一般教養も身につけたいとの思いから、自然科学系を含め教養科目にも熱心に取り組みました。特に「論理学」の授業は、文章の論理性を読み解く練習や論理的な文章を書く練習ができて適性試験の対策にもなりましたし、会話をうまく噛み合わせる技術など広く様々な面で役に立つ授業でした。また、「科学史」も歴史上の実験器具を実際に見て実験内容を聞くのがとても面白く、法学部でこういうことも学べるのかと嬉しかったです。

留学、奨学金受給などについてどのような活動をしてどのような学びがありましたか。

司法試験予備試験や法科大学院試験を受験するにあたって出費がかさむため、最初は経済的に不安だったのですが、3年次に「やる気応援奨学金法曹部門」を受給でき、その不安がかなり軽減され、受験に集中することができました。

サークル等の課外活動について教えてください。

1年次から、学内で行われているノートテイクボランティアの活動をしています。このボランティアは、聴覚などに障がいのある学生(利用者)の隣で教員や学生の発言を書き取り、障がいのない学生に近い状態で授業を受けられるようにするというものです。 私がこの活動を始めたきっかけは、東日本大震災です。当時私は経済的・時間的制約から、被災地のボランティアに参加することができませんでしたが、それ以来ずっと「誰かの助けになりたい。」という想いがありました。大学でノートテイクボランティアを募集する掲示を見たとき「今度こそは。」と思い、始めてみました。少しでも利用者の方の役に立てていれば嬉しいという気持ちで活動していますが、授業を聞き、要点を理解してわかりやすいようにノートにまとめる作業なので、特に法律科目のノートテイクは自分の勉強にも役に立ちました。

いま現在もっとも関心を持って取り組んでいることは何ですか。

関心を持って取り組んでいるというのとは少し違うかもしれませんが、学内のベーカリーショップ「フラット」でのアルバイトを楽しんでいます。私はパンが大好きなので、朝焼きたてのパンを並べたり、焼きたてのパンの香りを嗅ぎながら、朝食を食べているお客様の様子を見るのが幸せで、勉強のよい息抜きにもなっています。おすすめメニューは紅茶スコーンやベーグルサンド、塩バターロールで、どれも安くて美味しいです。みなさんにも是非試していただきたいです。(塩バターロールは温め直すと香りが良いのでおすすめです。)

卒業後の計画は何ですか。また、今後のキャリアプランとそれを含めた人生の夢やビジョンについて教えてください。

司法試験に合格し、法曹としてしっかり働きたいと思っています。法曹界でも女性の割合はまだ少ないですが、女性が男性と対等に働けるという点も法曹の魅力であると思います。また、私は論理立てて物事を考えるのが得意なため、それを活かし、一般の方にもわかりやすく、納得していただけるかたちで、法律の重要性を伝えていければと考えています。

中央大学の魅力とは何ですか。

法曹を目指す人にとって、司法試験に向けた対策をする場として非常に恵まれた環境だと思います。学部の授業でも本格的に法律学を学ぶことができ、受験予備校に通わなくても学内で試験対策の手厚い学習サポートが受けられます。また、司法試験等を目指す学生のコミュニティがあるため、「みんなで合格しよう。」という雰囲気の中で学修することができ,モチベーションの維持という点でもいい環境です。さらに、経済的な不安があったとしても、「やる気応援奨学金」といった頑張る学生を応援する奨学金が充実しているので、学修や課外活動に専念できるところも魅力のひとつです。

受験生へのメッセージをお願いします。

私は中央大学で勉強はもちろん、勉強の合間の時間に学内でボランティア、アルバイト等も経験しました。学生時代の経験は将来のキャリアにも活かされます。4年間という限られた時間の中で、勉強だけでなく様々なことにチャレンジできる場のある中央大学で過ごせて、心の底からよかったと思っています。皆さんも、受験勉強は大変だと思いますが、なりたい自分をイメージして頑張りぬいてください。