法学部

法学部講演会を実施しました(前オーストラリア特命全権大使 草賀 純男氏) 

2019年11月13日

 2019年10月24日(木)、前オーストラリア駐在特命全権大使である草賀純男氏を講師に迎えて、法学部講演会「元大使が変動する国際情勢を読み解く」を開催いたしました。

 

 今回の講演会は、草賀氏と本学法学部の目賀田 周一郎教授とのご縁で実現したもので、目賀田教授担当の「外交と国際法Ⅱ」の授業内で開催されたものです。

講演会に先立ち、草賀氏は星野学部長を表敬訪問され、本学の教員と終始和やかな雰囲気で懇談されました。

 

 講演会では、星野学部長による歓迎の辞、目賀田教授による大使のご紹介に続き、草賀氏より、トランプ大統領登場による中国や北朝鮮に対する抑制的効果などの評価される面と国際秩序や国際協調に与えるネガティブな影響などのマイナス面が紹介され、このような政策が国内で支持されている背景として、英国のEU離脱論と共通するグローバリゼーションに対する反動があるとの分析が示されました。来年の米国大統領選挙の動向が極めて重要であるとともに日本としてもグローバリゼーションの行き過ぎには留意しつつ、民主主義や法の支配等基本的価値を共有するインド、オーストラリアなどとの連携を強化して行く必要があるとの見解が述べられました。

 

 豊富な事例をふまえた講義に、法学部生はもとより、他学部学生、教職員、一般の方も熱心に聞き入っており、活発な質疑も行われました。

 

 ご講演いただきました草賀 純男氏には、厚く御礼を申しあげます。

 また、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

 法学部では今後も各種イベント、講演会などを通じて「行動する知性。」を社会へ還元すべく、施策を実施して参ります。

 

 今後の法学部に益々のご期待を賜りますようお願い申しあげます。

 

 

以上