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法学部
【活動レポート】千葉 友美 (2001年入学・法律学科)

活動データ

  • アイルランドでの英語研修(2003年2月8日から3月15日まで、アイルランドのダブリンにて)
  • 2002年度後期選考(英語分野)

活動の概要

私は5週間のアイルランドでの英語研修の機会に恵まれました。ここでは、どんなことがあったか、どんなことをしたか、その時どう感じたかを書いていきます。感想という項目もありますが、実際の出来事と感想を一緒に書くほうが、感じが伝わると思ったので、あえて感じたことも所々で書いていきたいと思います。また私は、英語を勉強するということ以外にも、アイルランドの文化を実際現地に行って自分の目で見ることをこの活動の目的としていたので、そういうことにも触れてみたいと思います。

日本からアイルランドまで

私は、2003年2月8日に成田空港を出発して同日の夜(現地時間)にアイルランドにつきました。現在は、アイルランドと日本間には直行便がなく、イギリス経由でアイルランドに行きました。イギリス以外にもヨーロッパの主要都市を経由していく行き方もあります。イギリスは入国審査が厳しいことで有名ですが、私も入国審査の質問が聞き取れず‘What?’と言ってしまい係官に「‘What?’はとっても失礼なことばだから、‘What?’というな。」と言われました。1人で来た外国で、無愛想な係官にそのようなことを言われ、とても心細くなったことを覚えています。けれど、後であの時に係官に注意してもらえて良かったのではないかと思いました。もし、注意をされないままでいたら、また同じ質問を他の人に向けて何度もしていただろうと思ったからです。正しくは‘Pardon me?’や単に‘Pardon?’でよいようです。日本人にはあまり分からない違いでも英語の微妙なニュアンスがあることを改めて思い知らされました。次にアイルランドの空港に着き、頼んでいた迎えの人に無事会えて、ホストファミリーの家までたどり着くことができました。アドバイスなのですが、アイルランドに語学研修に来る場合、特に到着が私のように夜になってしまう場合は、この語学学校が行っている出迎えサービスを頼むことを勧めます。というのも、バスの乗り方やシステムも多分着いたばかりでは分からないでしょうし、タクシーもロンドンのブラック・キャブなどとは違って、ドライバーが道に詳しい人ばかりでもないようなのです。というのもアイリッシュに聞いた話では、タクシーを営業するのには別に難しいテストがあるわけでもなく、ただタクシーとかかれ登録番号が記入された、やや高価な看板を購入し、車に取り付ければ、車を運転できる人なら誰でもタクシーのドライバーになれるとのことだったからです。多少は高めでも、初日は安全に家に着ける出迎えサービスを頼むのが良いと思います。

ホストファミリー

ホストマザーと

ホストファミリーは56歳の夫婦二人だけでした。とても優しい方々で、よく話しかけてくれました。ホストマザーはおしゃべり好きで、今日あった事や思ったことを話し合ったり、イギリスとアイルランドで大人気だった「カーネーション・ストリート」という、昼ドラならぬ夜ドラのストーリについて予想をしあったり、私が早く学校から帰ると、クイズ番組を一緒に見たりしました。彼女は料理がとても上手で、私のアイルランド料理への偏見を見事打ち砕いてくれました。確かに、ジャガイモが毎晩夕食にでるのですが、その料理パターンやジャガイモ自体の種類の多さのため、そして彼女の料理の上手さのため、ジャガイモ料理に飽きることはありませんでした。<写真はホストマザーと>

ホストメイト

初めの4週間は韓国人の男の子がホストメイトでした。彼は、ややシニカルなものの見方をする人でしたが、私に韓国の色々なことを教えてくれました。他にも、勉強につきあってくれたり、現地のアジア食品の店を教えてくれたり、落ち込んでいるときに励ましてくれたりと、私にとっては本当に兄のような存在でした。韓国人の考え方や行動は、日本人と似たところがあり、韓国人にとても親しみを感じました。もし、違いを挙げるとしたら、韓国人は自分の意見がはっきりしていて、それを貫こうとするところがあるところではないかと思います。これは、男女問わず言えることだと思うのですが、とにかく自分というものをはっきりもっているのだな、と感じることがありました。それと、韓国では徴兵制度があって、男子はある年齢になると約2年の軍隊生活をおくらなくてはならないとのことでした。そのためか、韓国人の男の子は日本人の男の子に比べてタフな気がしました。

ゲール語

語学学校は、The Horner School of Englishという所でダブリンのcity centre<An Ler>にありました。括弧の変な文字はゲール語で、交通機関や標識など、そして美術館や博物館などは、必ずゲ-ル語と英語の二重表記になっています。現地の人はゲール語とは言わず「アイリッシュ」と言います。元々のアイルランドの言葉なのだ、ということを強調した言い方のようです。アイリッシュを流暢に話すことができるのは、今ではほんの一握りの人たちです。ゲール語復興運動などといって、アイリッシュを普及させようという目的のもと、義務教育ではゲール語は必須科目となっています。私もここまでは日本で知っていました。しかし、実際に行ってみると、いたるところにゲール語の標識があって、バスもゲール語の表示だけなので、びっくりしました。またテレビも、ゲール語専門チャンネルというのが1~2つあり、そのチャンネルをつけるとアニメをゲール語でやっていたり、ニュースのお姉さんがゲール語で天気予報をしていたりするのを見ることができました。残念ながら、ゲール語の知識はまったくなかったので、そのチャンネルを見ても、まるで分かりませんでしたが、アイルランドでは思ったよりゲール語教育が熱心に行われているのだということを感じることができました。

語学学校

肝心の学校の話をしたいと思います。学校では初日にテストを受けクラスが決定されました。驚いたことに、私と同じ週に入った人は、春休みということもあってか、日本人がとても多かったです。そして、だいたいその週に入った人の中で、同じレベルだった人と同じクラスに入ることになったのですが、やはり日本人が多く、7人のクラスメイトのうち5人が日本人という悲惨なクラス構成でした。さすがにひどいと思ったので、2日目が終わったときにスタッフに文句をいうと、他の日本人が少ないクラスへと変えてくれました。恐らく、多くの語学学校は国籍によるクラスの人数制限を宣伝しているはずですから、その点は不満があれば、すぐにスタッフに申し出たほうが良いと思います。ただし、多くの語学学校で言えることだと思いますが、やはりアジア系は本当に多いです。私のホストマザーは「日本人がそんなにクラスにいるなんて、日本人がアイルランドを侵略しに来たのね。」と笑っていました。

クラスメイトと

クラスは、やはりアジア系が多く韓国人4人、日本人4人、ベルギー人2人、イタリア人1人という構成でした。なぜか、この学校のヨーロッパ系の生徒の中では、ベルギー人が多かったです。アイルランドからベルギーまで週末に帰れる距離だというのも関係しているのかもしれません。ヨーロッパ系の生徒はとにかくよく喋ります。自分が少しでも相手の言ったことに対して何か感じたら、すぐに笑ったり、反論したりとリアクションを取るのです。そのため、自然と先生とのコミュニケーションはヨーロッパ系学生の方が多くなってしまい、先生が配慮しないような人だと、アジア系の学生が放っておかれるということも友人のクラスではあったそうです。また、彼らの母国語は英語と綴りや、発音が似ているため、母国語で単語を言っても通じてしまうことがありました。以上のことを考えるとヨーロッパ系の学生が多いクラスは、初めは大変かもしれないです。私のクラスはわりとアジア系の学生が多かったので先生に質問したり、話しかけたりがしやすかったです。もちろん、語学学校のアドバンストコースなどに入れる、高いレベルの人は気にすることはないでしょう。

次に、語学学校のアクティビティーについて話したいと思います。たいてい、語学学校はその学校が主催するアクティビティーを週に何度か行います。私の学校では、ダブリン城、ギャラリー、ドッグ・レース、サルサダンス講習会、映画鑑賞会、ギネスファクトリー、などに行くアクティビティーを設けていました。週に2回、放課後に行くのですが、なかなか面白かったです。特にドッグ・レースが面白かったのですが、そもそもドッグ・レースとは競馬の馬の代わりに、犬を走らせてお金を賭けるレースです。校長先生がこれに夢中で、行った生徒と一緒に盛り上がっていました。私の行った学校はとてもアットホームな学校だったのですが、校長先生はドッグ・レースの後、自分の家の方面に帰る生徒を送ってくれました。こういうアクティビティーは他の生徒と仲良くなるチャンスでもあり、その国の文化に触れる体験もできるので、行って損はないと思います。

活動の成果

行く前に比べ語学力が向上したのを感じます。特にヒアリングとリスニングです。またアイルランドの文化について、体験的に知ることができました。例えば、昔話や神話を実際に英語で読んで、そのことについてアイルランドの人たちとしゃべったり、博物館に行って、昔の神官が身につけていた金色のトークという輪を実際に見たりすることができました。またゲール語が思った以上に、大切なものとして扱われているのだというのも知ることができました。

活動についての感想

一人で海外留学を計画し、実行するというのはやはり大変ですし、ハプニングも多かったので心細く思うこともありました。けれど、終わってみると、この活動を通して少し度胸がついたように思います。

日本に帰る前に、ロンドンに少し寄ったのですが、ヒースロー空港にアイルランドから飛行機で到着した後、ゲートを出る前に、スーツケースを取るのを忘れるという大失態をおかしました。普通バゲッジ・クレームと言われる所、つまりスーツケースなどの荷物を取る所は入国審査の後にあるものなのですが、EU圏内の移動の時は入国審査自体がなかったのです。私は、うかつにもそれに気がつかず、先に入国審査があるものと思って、ゲートをでてしまったのでした。その事にゲートを出た後気がついて、係官に尋ねたり、飛行機会社の職員に尋ねたりして結局無事スーツケースを手にすることができたのですが、あの時は心底心細かったです。その日は、その後も地下鉄が止まっていて、代行バスを探さなければならなかったり、ロンドンの地下鉄の駅で、25キロのスーツケースと手荷物を抱えて階段を上り下りしなければならなかったりと大変なことが続きました。
 このような想定していなかったハプニングに遭遇したときに、頼れるのは自分の貧しい語学力だけでした。けれど、目の前にトラブルがある限り乗り越えなければならないので、嫌でも度胸はつきました。

そして、実際に海外で、色々な国の人たちに会うという事は、とても貴重な事だと思いました。私は、韓国の人と特に仲が良かったのですが、韓国人が日本人をどのように見ているのか、韓国の大学生はどのようなかんじなのかといったことを実際に聞けました。また日本のことを、逆に説明する機会もあり、そんな時にちゃんと説明できると嬉しかったです。

また、英語の重要さについても改めて痛感しました。例えば韓国の友達と喋る時、相手は日本語が喋れない。また、こちらも韓国語が喋れない。そういう状況で、なんとかコミュニケーションをとろうとすると、必然的に英語になります。当たり前のようですが、考えてみるとすごい事だと思いました。お互いに、二国間で人が話し合うときに、使用する言語はというと、その二国の間に使われている言葉ではなく、英語なのです。これはベルギーの人との会話、イタリアの人との会話等、あらゆる場面においてそうなのです。もちろん英語以外の言語を学習する事も重要ですが、英語というのは、様々な国の人たちとコミュニケーションをとる時の、便利なツールなのだと気がつきました。

そして、様々な国から来る同年代の人たちと話し合えたことはとても貴重だったと感じています。色々な人がいたことで、自分のなかの固定観念が打ち砕かれました。多くの国では、男子の徴兵制があること、30代で会社を辞めて留学している人がいること、またアイルランドで就職しようとしている学生がいること。今まで、自分はこういう風に生きていかなくちゃといけないというボンヤリとした強迫観念を持っていたのですが、今回の留学で出会った人たちの存在によって、再考させられました。

帰国するときが、戦争の始まる直前だったということもあって、アイルランドでもロンドンでも、戦争のニュースや、ヒースロー空港のテロ防止の厳戒態勢のニュースが、毎日放送されていました。日本にいると、イラクでの戦争は遠い国の話のように感じられるかもしれませんが、アイルランドやイギリスにいると、戦争はそれほど遠い国の話ではありませんでした。アイルランドの首都ダブリンでは何万人もの人が集まって、反戦デモを行っていましたし、イギリスでは、実際に兵をイラクに送ることが決まっていました。日本に帰って感じたのはなにより、平和だということでした。日本でも、空港などでは、やはり警備が厳しくなっていたのでしょうが、市民レベルの危機感が全く違うように思えました。
感想の終わりに、この奨学金によってとても貴重な体験ができました。たいへんありがたいことだと思っています。

今回の活動をどのよう将来に生かしていくか

私は、将来弁護士になれたら、アメリカのロースクールに留学したいと考えています。もし、その夢を実現することができたら、今回の留学で向上させることができた、リスニングとスピーキング、そして度胸を生かせると思います。また、そのためにも英語の勉強を続けていきたいと思っています。具体的には、英語のボキャブラリーを増やし、ニュースを英語で聞くように心がけるつもりです。

後輩達へのアドバイス

語学学校などの準備

この奨学金に合格か否かの結果発表がある前から準備をすることが必要です。例えば、いくつか候補の語学学校なりNGOなりを考えておいてメールでコンタクトをとってみて、相手側の反応を見てみること。これは、相手の対応を見るのにとても有効です。何日待っても返事が返ってこないような所は、実際に留学したときのトラブルの対応が懸念されます。また私は、「成功する留学」の新宿にある事務所に行って、語学学校の資料、実際に行った人の感想などを閲覧しました。これだけなら無料です。あとは、多くの語学学校がホームページを持っていると思うので、そこで情報を収集することもできます。ホストファミリーはたいてい、語学学校が紹介してくれます。

そして、語学学校に、予約をする場合、予約金の支払いがないと予約を確定しない仕組みになっているようです。私は、しばらく気付かないで、かなり焦りました。また年末近くに、クリスマス休暇なるものがあるので、それを考慮して、相手側とコンタクトを取ったほうがいいです。

現地にて

忘れがちですが、ホームステイでは、石鹸や、シャンプー等の消耗品は自分で用意するもののようです。海外でも、簡単に手に入るとは思いますが、私は持参することを勧めます。またホームステイは、お金を払っているとはいえ、他人の家に泊まるのですから、ある程度その事に配慮して振舞うことが必要になると思います。また、実際に行く前に、語学学校の方にペットの好き嫌いや、喫煙をするか否か、そして食べ物の好き嫌いなどをはっきり伝える事が大切です。実際に現地に行ってから、「実は・・・。」というのではホームステイ先の人にも迷惑ですし、自分にとってもステイ先を変わらなければならない等負担が大きいです。また語学学校としても、学生の移動となると、その分の移動の費用をもたなければいけないこともあるので、できるだけ予め、学生の好みを聞きたいと思っているはずです。

現地では、語学学校でできた友達とパブに行ったり、近場に観光にいったりということをする機会があると思います。少し疲れているなと思っても、思い切って行ってみると新しい友達ができたり、より仲良くなれたりすると思います。
多くのヨーロッパの人たちは、電化製品や車などを通じて日本を知ってはいますが、実際どういう国なのか、ひどい時は日本がどこにあるのか、分からない人もいます。でも、多くの日本人がアイルランドの位置を知らないのと同じで、お互い様なのかもしれません。けれど、私は日本がどんな国なのか知ってほしくて自分なりに工夫をして、日本を紹介するノートを作りました。意外に好評だったので、嬉しかったです。他の国の学生と話をすると、相手はこちらが、日本のことをなんでも知っているかのように聞いてくる時があります。全てに答えられなくても、少しは答えられるように、準備して行くといいかもしれません。

帰りの飛行機について(リコンファーム)

細かくなりますが、帰りの飛行機でリコンファームをしなければならない飛行機会社があります。リコンファームとは帰国するときの便に必要になることがあるのですが、必ずその便に搭乗しますという意思表示です。混んでいると、予約をしているだけではダメということも起こりうるらしいので、自分が使う航空会社はリコンファームのシステムを使っているかを、行く前に調べたほうがいいです。

活動についての感想

研修先情報

Malahide Castle

Horner School of Englishというアイルランドのダブリンにある学校です。
 春休みだったためか、日本人学生の数が多かったように思います。まだロンドンなどにくらべたら良いのかもしれませんが・・・。そして学費は他の語学学校に比べるとやや高めですが、ホストファミリーを厳選しているというのが売りの学校です。校長先生はフレンドリーな方で、よく話しかけてくれました。
<写真はMalahide Castleという城。ダブリンの中心部から電車で30分くらいの所にこんな歴史を感じさせる城が残っています>

滞在先情報

私の滞在したホストファミリーは夫婦二人だったためか、元々の性格からかは分かりませんが、とても親切な方たちでした。よく話しかけてくれましたし、最後のほうは、料金に入っていないお昼ご飯を作ってくれました。ただ、語学学校からは、朝のラッシュ時で一時間くらいはかかりました。でも、私はその家庭で非常に満足していたので、特に苦痛ではありませんでした。けれど、あくまでこれは一例です。他のホストファミリーが全員同じわけではありませんので、こればかりは何ともいえません。

情報収集術

成功する留学のアイルランド・イギリス留学に関する本。成功する留学事務所。インターネット。実際に現地に行った友達の話。ガイドブック等。

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東京都八王子市東中野742-1


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