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法学部
【活動レポート】椙原 明子 (2000年入学・政治学科)

活動データ

  • 語学力向上のための、イギリス・ケンブリッジの語学学校短期留学
  • 2002年8月18日(日)~9月15日(日)(約4週間) イギリス・ケンブリッジ
  • 2002年度(英語分野)

活動概要

  • 8月18日(日) 9:30 成田発
    17:00 ロンドン ヒースロー空港着
    21:00 ケンブリッジ着 ホームステイ開始
  • 8月19日(月)~語学学校(STUDIO CAMBRIDGE)にて授業開始
    校舎:RIDLY HALL
    授業内容:すべてBusiness English class
    9:00~10:30、10:45~12:15、14:00~15:30
  • 8月27日(月)~校舎:MAIN SCHOOL
    授業内容: General English class
    9:15~10:45、11:15~12:45
    Business English class
    13:45~15:15
  • 9月13日(金)語学学校授業終了
  • 9月13日(金)ホームステイ終了
    22:00 ヒースロー発
  • 9月15日(日) 21:00 成田着

活動の成果

 一ヶ月という短い期間ではあったが、得た成果は非常に大きかった。

 まず英語のspeaking能力が自分でも認識できるほど向上した。次に、自分がこれからどのように英語を勉強していけばよいのかがわかった。そしてなによりもかけがえのない友達ができかけがえのない経験をしてきた。

 語学学校で、私が選択したのはbusiness Englishコースだったためクラスの平均年齢が比較的高く、はじめのうちはクラスのメンバーの英語能力の高さに圧倒され、授業についていくのにやっとであった。仕事を持っている人たちも多く、自分の英語能力のなさを痛感した。またヨーロッパ圏の人たちは英語による表現能力に優れており、授業において彼らは豊富なボキャブラリーを用いてspeaking & listening能力を思う存分発揮しているように思えた。しかしクラスのレベルが高いからといってコース変更する気はまったくなく、「・・・レベルの高いクラスにいるということは自分は恵まれた環境にいるのだ」と自分に言い聞かせて、「ついていこう」と決めた。(果たしてついていけるかも疑問のままであったが)というのは、クラスのメンバーが皆とてもいい人たちで、それでいて個性がとても強かったからである。すぐになじむことができたし、みな私を受け入れてくれたように感じた。担任の先生二人も非常に興味ある授業を繰り広げてくれたし、なによりビジネス英語を学べるのは貴重だと思ったからである。

 日本人は少ないと聞いていたのだが13人のメンバーの中わたしを含め5人が日本人であった。しかし一人の大学生をのぞき、ほかの3人は私よりも明らかに人生における先輩で、企業の研修プランを利用して短期滞在している男性二人と、6年の会社勤めを終えた後、長期滞在している女性のかただった。クラスメート皆で休み時間などを過ごすことが多かったため、コミュニケーション手段は日本人と話すときでさえいつでも英語だった。結果的にそれが功を奏し、英語で表現することに慣れていくのが自分でもわかった。

 また授業は、いま現在の大学の講義とは正反対であった。少人数であること、質問や疑問点があれば次の話題に移る前に自分から聞かなくてはならないこと、答えがわかったらどんどん言うこと・・・。「活発な授業」とはこういうものかと理解した瞬間であった。あちらでは“沈黙は悪、議論は善、質問はいつでも歓迎”であるようだった。日本で授業を受けているとき、中学・高校・大学ともに共通しているが、発言は手を挙げてから、答えは先生にさされてからが常識であるように思う。そして、たとえ答えがわかったとしても自分から答えるなんて事はほとんどしないという学生の不文律さえあるように思う。「活発な授業」を体験する中で、どちらが自分のためになり、授業そのものを楽しめるかは明確であった。グループで結論を出すときも、わたしは活き活きと自分の考えを述べていたように思う。「自分の意見を持つ」ということが、授業中非常に重視されていたのである。わからないことを堂々とわからないという、これも非常に大切なことだった。ほかの人は理解していて、自分だけがわからない状況であっても “Charls(先生のfirst name), I’m sorry, but I can’t understand.”このひとことで皆と同じ理解度に到達できるのである。これはじぶんで辞書や文法辞典を家で調べるよりも効率がいいのは明らかであろう。

 このような感覚ではじめの二週間は、非常に授業を楽しむことができた。しかし不運なことに担任のCharlsが私の滞在第3週目から2週間のホリデイをとってフランスにいってしまい、代わりの先生が担任になったのだが、彼は非常に退屈な授業を繰り広げてくれた。不満はあったがあきらめるしかない。なぜなら彼の授業を回避するために、クラスを一般英語のものに変更しようとしたが、こちらはそれにも増して退屈であり、(自分のレベルはさておき)クラスメートのレベルが低いように思えたからである。このような経緯で退屈な授業の中でもなにか吸収できるものを探そうと、後半2週間はlistening力を高めることに重点を置いた。

 Speakingとは対照的にlistening力はなかなか高まらなかった。もちろん少し聞き取りやすくはなったし、ニュースなどは理解可能であったが、ネイティブの若者の会話がわからない、テレビのコメディーが笑えない、ロードオブザリングが映像からしか理解できない、そして極め付けに、family のいっていることが半分以下しか聞き取れない(独特のケンブリッジ訛りを持っていて、単語がすべてくっついている)状態であった。滞在中、「観光は一ヶ月で十分だ、食事ももうこれ以上耐えられない」と何度も思ったが、聞き取る力を向上させるためには一ヶ月は短すぎると痛感した。一日中英語と触れ合ってはいても耳はなかなか発達してくれなかったし、そして結局のところ自分のボキャブラリーが明らかに少ないことがわかったのである。自分の限られたボキャブラリーでは、話したり、表現することはできるが、聞き取りはそうは行かないことがよくわかった。耳をネイティヴのスピードにならすと同時に、どんどん知識のほうも増やさなくてはならないとおもった。これはより多くの人とコミュニケーションをとるためには必須であるからである。

 しかしなによりも、私がこの一ヶ月でもっともかけがえのないものだと思えたのはたくさんの仲間たちと、彼らと過ごした時間である。帰国してから日本の友人に留学についての感想をきかれるとき、「何が楽しかったか」との問いに、私はいつでも「友達」と答えていた。

 最後の何日かは日本人の人たちとも話す機会が多かったが、はじめは明らかに日本語を話すことを避けており、日本人のグループには故意に入らなかった。そのせいで私の周りにはいつもさまざまな国からの友達がいた。例えば、はじめの週にはスペインの女の子と非常に仲良くなり、週末はロンドンに一緒に観光に行ったりしていた。私のほうが4歳も年上だったが、行動は私のほうが子供っぽかったようにおもうし、それが意気投合の理由だったのかも知れない。なによりも私は彼女が大好きだったし、私の滞在2週間目の週末に彼女がスペインに帰らなくてはならなかったのがとても寂しかった。金曜にはスターバックスでお茶をしながらたくさんの話をし、バス停では人目をはばからずハグをした。

 クラスメートには日本にとても興味を持っている人もいて、日本から持参した七五三や成人式の写真は一躍話題のまとになった。クラスでinternational dinner partyをしたり、ふとしたきっかけから仲良くなったフランス人の人たちもまじえて公園でお昼を食べたり、夕食後にパブで待ち合わせをしてビールをのんだりもした。一度仲良くなった彼らとはその後学校で会ってもよく一緒に休み時間をすごした。英語を使って恋愛について語ったり、ステイ先での夕食がどんなにまずいか文句を言い合ったり、冗談を冗談で返したり、日本にいるときには想像もつかないくらい英語でいろいろな話をし、彼らとの会話を楽しんだ。

 上記のように、私は純粋に彼らと過ごす時間を楽しんでいたのだが、非常にうれしかったのがクラスメートのお別れ会のときにスイスの男の人に「とてもオープンだ、今までの日本人と違う」と絶賛されたことだ。人見知りをしないのが自分のとりえだと思っていたが、思わぬところで発揮できたようにおもう。英語力向上だけでなく、次々と出会いと別れを経験し、人間関係を構築していく中で自分の長所、短所共に見直していく時間も多く持てたように思う。

 自分の最終週なると、彼らと別れるのがとても寂しく金曜には多くの友達とハグをし、別れの挨拶をし、仲のいい友達とは一緒に夕食を食べに行った。涙こそ出なかったものの心に空洞ができたような感覚を味わった。彼らとはメールアドレスを交換し、いまだに連絡を取り合っている。いつかそれぞれの国を訪れ、彼らと再会したいと思う。

今回の活動についての感想

 すばらしかった、ただそのひとことである。本当にさまざまな経験ができたし、いろいろなことを学んだ。確かに日本のエージェントを通し、パックの短期留学をするのは簡単で安心だが、自分でいちからホームぺージを検索して、語学学校に直接コンタクトを取って申し込むほうが、達成感が大きいだろう。ステイ先に不満があって変更を申し出たときや、現地に到着してからステイ先に電話をかけた場合も、もちろん英語を使ったのだが、英語で電話などしたことがない私にとっては非常にタフな使命だった。しかしそのような手続きも自分ですることで度胸もついたし、これからの経験にいかせるようにおもう。

今回の活動をどのように生かしていくか

 滞在する前の一時期、「日常会話レベルにおいては不自由もないしこのままの英語レベルで甘んじてもいいのではないか」という誘惑に駆られた瞬間があった。しかし滞在中に、やはりそれだけでは英語が話せるとはいえないと、実感させられる場面に何度も出会った。だから私はこれからも英語を勉強していきたいと再認識したし、また現地でさまざまな人の生き方を見てきて、どう生きるかは本当に自分次第だと感じた。私の目標としては、英語が自分の武器になるくらい堪能になることと、その能力を仕事の上でのコミュニケーションのツールとして利用していくことである。具体的に示せば、英語で交渉ができるようになることである。そのためにはまだまだ能力が足りないし勉強不足であろう。これからまたボキャブラリーの強化とリスニング力の向上に努めたいと考えている。

後輩達へのアドバイス

 自分がやりたいと思ったことは、何でも実行に移すことをお勧めします。進路に悩んだりやりたいことがわからなくなったり、そんなことは絶対にだれにでもあることですし、自分の生き方について悩む時間も大切だと思います。しかし「悩む」という行為を少し後回しにしてみてはどうでしょう。私の場合、夏休みの企業インターンシップの時期と見事に一致していて、周りには就職を意識した活動を始めている人もいて、多少あせりましたし、短期留学との天秤にもかけましたが、結局は自分の興味のあるほう、やりたい事を選択しました。この選択に悔いはまったくないといえます。自分の興味関心に素直に行動することが大事ではないかと思います。興味があるぶんだけ、吸収できる事も増えると思います。

その他

  • 滞在先情報
    私の訪れたケンブリッジは本当に美しい街で、500年前に建てられた教会や大学が街と一体になってそびえている。何度見ても飽きないし、イギリスの中でもっとも外観がいい街のひとつだろう。勉強をするにも街の図書館を誰でも利用できるし、比較的治安もよく夜帰宅しても安全であった。ほかの町へのアクセスもとりやすいだろう。
    しかし「温かいホームステイ」の家庭を期待している人にはイギリスは不向きだろう。イギリス人の多くはビジネスとして家を提供しているので、家族で週末にどこかに出かけたりということは、ほぼ0%に近い。そのかわりにイギリスには見るところ、訪れるところが非常にたくさんあり、土地によってそれぞれの文化を持っているため、その面ではいろいろな楽しみが味わえる。またアメリカ英語を嫌う人にもイギリスで英語を学ぶほうがむいているだろう。語学学校ではアメリカ英語との比較を意識したフレーズや言い回しを教えてくれたりもするからである。
  • 料理
    イギリスの料理は間違ってもおいしいとはいえない。すべてがひとつの皿に同じ味付けで提供される。アフターヌーンティーを好むのは年配の人々と観光客や、ネイティブではない留学生だけのようだ。最近のイギリスの若者はもっぱらコーヒーとコークとギネスビールを愛しているようで、tea shopでもリーフティーを提供される事のほうが少ない。おしゃれな生活への憧れでイギリスを選択することはあまりお勧めではない。おそらく肩を落とす事が多くなるだろう。
  • 研修について
    研修の内容は、個人によって異なるだろうが、語学学校を選択するのであれば、一般英語のみよりもプラスアルファのなにかを目的にしたほうが良いと思う。机で勉強をし、授業を受けるだけなら日本でも充分可能だからだ。目標をもち自分の長所を多いに活かして滞在してきてほしい。

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