経済学部

FLP演習・経済学部林 光洋ゼミの学生が中央大学附属高等学校・中央大学杉並高等学校で「訪問授業」を行いました

2016年11月21日

2016年11月9日(水)に中央大学附属高校、同年11月10日(木)に中央大学杉並高等学校にて、FLP演習・経済学部林 光洋ゼミに所属する学生が、生徒を対象に訪問授業(「途上国への扉を開く!国際協力セミナー」)を行いました。

当日は、①林ゼミが行ったインドネシアでの現地調査の内容のプレゼンテーション、②開発途上国について、4つの国を比較しての学習、③貧困とは何か、なぜ貧困という状況が起こるのか、どうやって貧困を解決するのか、さらには持続可能な開発目標(世界を変えるための17の目標)についての学習が行われました。

続いて、学んだ基礎知識を踏まえて、予め設定されたテーマに基づき、貧困解決策についてグループワークが行われました。各グループに林ゼミの学生がひとりずつついてファシリテートしながら、活発なワークが展開されました。そして、各グループで話しあった斬新な発想やよく考察された提案など様々な解決策が発表され、会場はたいへん盛り上がりました。林ゼミ生は、生徒から出された案のひとつひとつを受け止めて、しっかり講評し、讃えながら、必要なアドバイスを送ることによって、高校生をさらに深い洞察に導いていました。

その後、今日学んだことの振り返りがなされ、中央大学の各学部で開講されている国際協力につながる授業や途上国と関わりがある企業の活動についての紹介がありました。

そして、最後に、これから将来、進みたい方向性に向かって進んでいく考え方について、自分が目標を持つこと、その目標にどのように関わるか、そのためにどういった知識や資格が必要なのかを調べ、それはどの学部・学科で学べるのか、ということを考えて、自分が目指す方向性に向かって進んでいってほしい、との先輩からの熱いメッセージで授業は締めくくられました。授業後も、ゼミ生が生徒からのいろいろな質問に答え、和気あいあいと懇談が続いていました。

生徒たちにとっては、自らが主体的に参加するグループワーク形式という大学の授業の一端に触れてもらうことで、学ぶことの楽しさを感じてもらい、将来を考えるきっかけとなりました。また、学生たちにとっては、自分たちが学んできたものを人に伝えるという経験を通して、より深い学びへと繋がりました。