• 中央大学で学びたい方
  • 在学生の方
  • 保護者の方
  • 卒業生の方
  • 一般・地域の方
  • 企業・研究者の方

商学部
スペイン語

ビバ! スペイン語を楽しく学んで世界に羽ばたこう!

どこで話されていることば?

スペイン語はスペインの他に、アフリカ大陸では1ヶ国、アメリカ大陸やカリブ海の国々では18 ヶ国で話されています。さらに、アメリカ合衆国の自治領であるプエルトリコをはじめ、カリフォルニア州、フロリダ州、テキサス州などでも話されていて、現在、4 億2 千万くらいの人たちが各国各地で話しています。この話者人口は中国語、英語に次いで3 番目、もしくはインドで話されている言語のひとつ、ヒンディー語に次いで4 番目に多いと言えます。また、スペイン語は英語、中国語、フランス語、ロシア語、アラビア語に並んで、国連の公用語の1つでもあります。それでは、下の地図でスペイン語が話されている20 カ国の名前とその位置を確認しておきましょう:

日本語・英語とはどんな関係?

英語で、例えば「俳優」「首都」「道徳」「博士」「色」といった単語は何と言いますか。正解はそれぞれ、actor, capital, moral, doctor, color ですね。実は、スペイン語でも全く同じつづりの単語を使います。ただ、発音はちょっと違って、actor(アクトール), capital(カピタール), moral(モラール), doctor(ドクトール), color(コロール) となります。

また、artista(アルティスタ), universo(ウニベルソ), parte(パルテ), elefante(エレファンテ), historia(イストリア), economía(エコノミーア) といったスペイン語の単語は英語とつづりはちょっと違いますが、意味は想像がつくでしょう。このようにスペイン語と英語との間には全く同じかよく似たつづりの単語が多く見られます。どうしてこのような共通する部分が見られるのでしょうか。それは次のような歴史的な事実に基づいています。

古代ローマ帝国の元首ユリウス・カエサルが紀元前55 年にブリテン島へ侵攻したのをきっ かけに、以後400 年ほど、この島の一部を除く地域はローマ帝国の直轄領として支配されることになります。しかし、紆余曲折を経て(このあたりの詳しい諸事情は省略しましょう)、ローマ軍がブリテン島を後にすると、今度はアングロサクサン族がやって来ました。そして彼らは、ローマ人の置き土産であったアルファベットを使って、現在の英語の基礎、「古英語」を作りました。

さらに、11 世紀にはフランスがブリテン島を占拠していましたので、フランス語経由で初期の英語にはラテン語(=スペイン語とかフランス語の母体となった言語)の単語などがたくさん流入していきました。つまり、スペイン語の元となったラテン語から、まだ若かった頃の英語にいろいろな経路で単語が流れ込んだため、よく似た(若しくは全く同じ)単語が見られるのです。

日本の社会には思いの他、スペイン語の単語が入ってきていています。例えば、日本料理の代表「天ぷら」はスペイン語が元になったことばです(諸説あります)。また、スペイン語で「tabaco(タバコ)」と言われる嗜好品が日本にもありますね。他にも「ナタデココ(nata(ナータ) de(デ) coco(コーコ))」、「アルマジロ(armadillo(アルマディージョ))」、「エルニーニョ(El(エル) Niño(ニーニョ))現象」や車の名前「バモス(vamos)」、「モコ(moco)」、「シエンタ(sienta)」、サッカーチームの名前「アルディージャ(ardilla リス)」、「レイソル(rey 王+sol 太陽)」、「アビスパ(avispa 蜂)」など枚挙にいとまがありません。その他にも英語読みされてしまっていますが、元々はスペイン語の「チョコレート(chocolateチョコラーテ)」などがあります。このように私たちは普段からスペイン語の音に取り囲まれているのです。

音と文字

スペイン語にもk とw という字がありますが、外来語にしか使いませんので、純粋にスペイン語のためのアルファベットは21 個です。「エニェ」と呼ばれる「ñ 」という字を除いて、英語と同じです。この章のタイトルにもありますが、ñ はスペイン語で「スペイン語」を意味する español(エスパニョール) という単語にも現れましたね。また、母音u の上に「ふたつの点々」を付けてü のような文字を使うこともあります。

さて、スペイン語は大体ローマ字読みが原則です。最初の1回〜2回くらいの授業で発音の仕組みは分かってしまいます。ためしに皆さんの持っているローマ字読みの直感に従って、いくつかスペイン語の単語を発音してみましょう(意味は省略します):

bueno(ブエノ), bar(バール), vino(ビーノ), cosa(コーサ), copa(コパ), chico(チコ), de(デ) nada(ナーダ), foto(フォト), gato(ガト), hotel(オテール), luego(ルエゴ), moneda(モネーダ), novia(ノビア) , España(エスパーニャ), país(パイース), pero(ペロ), sol(ソル), todo(トード), texto(テ(ク)スト), etc....

簡単でしょ?スペイン語の発音のしやすさは、①文字を見ればアクセントがどこにあるか一目瞭然(詳しくは4月からの授業で)、②文字と発音がほぼ1対1で対応している、③ローマ字読みである、という点でしょう。

日本人にとって学びやすい点/学びにくい点

スペイン語の学びやすさのひとつは発音のしやすさにあります。とりわけ私たち日本人にとって有利なのは、母音が日本語と同じ数で同じ音である、という点です。ですから「アの口をしてオ」とか「オの口をしてエ」のような母音はありません。だからカタカナで書かれたスペイン語だって、英語を発音する時のように口をこわばらせることなく、日本語を発音する感覚で発音してもほとんど通じます。

あと「響き」は日本語っぽいけど、実はスペイン語で、しかも意味が全く違う語、「空耳スペイン語」を探すのも日本人ならではの楽しみのひとつ。例えば、「馬鹿(vaca(バーカ))」、「アホ(ajo(アッホ))」、「食べるな(taberna(タベールナ))」、「駄目(Dame(ダーメ))!」は「空耳スペイン語」で、それぞれ「牛」、「にんにく」、「居酒屋」、「ちょうだい!」という意味になります。

これまでスペイン語の発音はしやすいと言ってきましたが、実は日本人に苦手な音がひとつあります。それは「巻き舌」です。ひとつの教室で3分の2くらいの方が「巻き舌苦手組」です。でも実は、大きな声では言えませんが、スペイン語圏の人でも巻き舌があまり上手ではない人がいます。それに私たち教員も緊張したり、逆に気を緩め過ぎていると、うまく巻き舌ができないことがあるくらいです。克服方法もありますし、何よりこの音が苦手くらいでスペイン語を諦めるのは、あまりにももったいない話です。

あとスペイン語の動詞はかなり活用します。英語のbe は主語と時制に応じてam, is, are, was, were と変わりますが、他の動詞はbe ほどは変わりませんね。正直に言うと、スペイン語の場合、すべての動詞が大体50 個弱変化します。ただし、中央大学ではその内の12〜18個くらいの活用を主にみっちり教えることになります。50 に比べれば随分減った気がすると思いますが、英語と比べるとまだ多いですね。ただ、動詞の活用がしっかりしていると、例えば、英語のset が時に動詞、時に名詞、時に形容詞、そして時に現在だったり過去だったり過去分詞だったり、という曖昧なところがないということでもあるのです。

スペイン語豆知識

2011 年、スペイン語圏で生まれたこどもたちに付けられた名前で最も人気のあったベスト5 は、女の子では Sofía(ソフィーア), Isabella(イサベージャ), Camila(カミーラ), Valentina(バレンティーナ), Mariana(マリアーナ)、男の子では Santiago(サンティアーゴ), Sebastián(セバスティアーン), Matías(マティーアス), Mateo(マテーオ), Nicolás(ニコラース) でした。この他にも女性なら María(マリーア), Juana(フアナ), Carmen(カルメン), Manuela(マヌエラ)、男性なら Carlos(カルロス), Javier(ハビエル), Juan(フアン), Pablo(パブロ), Marcos(マルコス), Ramón(ラモン) などの名前もあります。

苗字はいろいろあって、主に①「〜さんのこども」系:「Fernández(フェルナンデス)(Fernando(フェルナンド)の息子)」「Enríquez(エンリーケス)(同 Enrique(エンリーケ))」など、②「先祖にゆかりのある地」系:「Madrid(マドリー(ド))」「Japón(ハポン)(日本)」など、③「自然」系:「Lago(ラゴ)(湖)」「Laguna(ラグーナ)(沼)」「Colina(コリーナ)(岡)」「Montes(モンテス)(山)」など、④「職業」系:「Alcalde(アルカルデ)(市長)」「Zapatero(サパテーロ)(靴屋)」「Verdugo(ベルドゥーゴ)(処刑人!)」など、⑤「特徴」系:「Calvo(カルボ)(禿げ)」「Bravo(ブラーボ)(勇敢な)」「Gordo(ゴルド)(おデブ)」などがあります。日本語では考えられないのもありますが、「岡」とか「山」は共感できますね。

スペイン語圏では 名前1+(名前2)+父方の苗字+母方の苗字 が一般的な氏名のフォーマットです。 名前2 は名前1 があまりにもポピュラーな名前、例えば María のような時、もうひとつ足すことがあります(María(マリーア) Elena(エレーナ) や María(マリーア) José(ホセ) のように)。

ちなみに、ピカソと言えばスペイン出身の有名な画家です。彼の名前は一般的に Pablo(パブロ)として知られていますが、本当の名前は Pablo の後に、「ディエゴ ホセ フランシスコ デ パウラ フアン ネポムセーノ マリア デ ロス レメディオス クリスピン クリスピアーノ デ ラ サンティッシマ トゥリニダー」という長〜い名前が続くんですよ。

最近のトピック

ウユニ塩湖 世界一の「奇跡」と呼ばれた絶景
学んだスペイン語を生かして遊びに行ける観光スポットには、メキシコのマヤ・アステカ文明の遺跡や、ペルーのマチュピチュ遺跡、そしてアルゼンチンのイグアスの滝、さらにはチリのイースター島や、スペインのサグラダ・ファミリア等、たくさんあり過ぎてここでは全てを書ききれません。その中でも最近特に日本で注目を集めているのが、ボリビアのウユニ塩湖です。2013 年末に日本初のウユニ塩湖の写真集(『ウユニ塩湖 世界一の「奇跡」と呼ばれた絶景』TABIPPO 編いろは出版)が出版されましたが、これが2014 年4 月の段階で、Amazon の「紀行文・旅行記ランキング」で第1 位を獲得し、楽天の「本 旅行・留学・アウトドアランキング」でも同様に第1 位を獲得しました。ウユニ塩湖は世界最大の塩の湖で、の面積は南北100km、東西120km と広大です。また標高が高く、日本最高峰の富士山頂と同じ3700m 程のところにあります。そこでは、一面の真っ白な地平に、澄んだ濃い青空が広がります。雨期には塩湖に水が張り鏡のように空を映しだし、正に絶景となります。

確かに日本からは遠いのでそれだけ時間も旅費もかかりますが、いつかは行ってみたいという人は、ぜひ体力がある若いうちに行くことをお勧めします。長期の休みが年に2 回もある大学生の間であれば、たとえばそのうちのひとつの休みは資金調達のためにアルバイトをしながら社会での経験を積み、もうひとつの休みを、世界を知るために海外に出て行くことに使ってみてはどうでしょう。また、長期の休みですから、ボリビアに着いたらウユニ塩湖に行く前に、コロニアル風の白い街並みが美しい古都スクレ(標高2900m)で2 週間程スペイン語学校に通い、世界各国から来た若い旅人達と友達になり、ホームステイで現地の人とも交流しながら、体調を整え現地の文化を学びながら満を持してウユニ塩湖に行くというプランなどはいかがでしょう。中央大学商学部にはスペインだけでなく、メキシコ、キューバ、ペルー、アルゼンチン、チリ、そしてボリビア等の現地事情に詳しいスペイン語の教員がいますので、皆さんがちゃんとスペイン語を勉強してくれさえすれば、パック旅行ではまず味わえない深く魅力的なオンリーワンのスペイン語圏滞在プランを一緒に組み立てるお手伝いをさせてもらいますよ。