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駐日モロッコ王国大使が後楽園キャンパスを来訪 アフリカ地中海諸国の臨海防災に関する課題解決に向けた本学研究成果に高い関心

2017年05月23日

懇談の様子

2017年5月19日(金)、ラシャッド・ブフラル駐日モロッコ王国特命全権大使が後楽園キャンパスを来訪されました。今回の来訪は、モロッコと中央大学の更なる学術・研究交流促進を目的としたものです。

大使との懇談には、総長・学長 酒井正三郎、副学長 加藤俊一、理工学部長 石井靖が出席し、総長・学長の酒井から本学の概要を説明した後、副学長の加藤から理工分野の研究を中心に本学の取り組みを説明しました。ブフラル大使からは、モロッコや現地大学の状況、大学間の協定等について紹介があり、その後の質疑応答ではモロッコの学生たちの様子や研究分野について活発な意見が交わされました。

 

 懇談の後、海岸・港湾研究室および水代謝システム工学研究室の見学を行いました。

 最初に訪れた海岸・港湾研究室では、平面・断面水槽を用いて水理模型実験がデモンストレーションされ、理工学部都市環境学科教授 有川太郎から越波のメカニズム等について紹介しました。次に訪れた水代謝システム工学研究室では、理工学部人間総合理工学科准教授 山村寛から、実験に使用している素材やパネルの図解を交えながら水処理技術、膜ろ過について紹介しました。ブフラル大使からは、モロッコ政府が取り組んでいるアフリカ諸国の水不足解消や防災・危機管理対策を背景に、各研究に対し高い関心が示されました。  

 これまでも理工学部はモロッコ・モハメッド1世大学、モハメッド5世大学等と交流して参りましたが、今回の大使訪問を機に、モロッコと中央大学間における更なる学術研究交流の活発化が期待されます。