大学紹介

「台湾二二八事件」70周年紀念式典にて中央大学から捧げた千羽鶴が、ニニ八國家紀念館(台北市)に展示されました

2017年03月03日

  2月28日(火)に行われた「台湾二二八事件」70周年紀念式典で、中央大学(総長・学長、酒井正三郎)側から受難者に向けて捧げた千羽鶴が、ニニ八國家紀念館(台湾・台北市)に展示されました(※)。

  千羽鶴を受難者に捧げる計画は、本学卒業生組織で、文化交流を通じて長く日台友好に尽力している学員日華友好会の発案によるもので、本学附属の高等学校である中央大学高等学校生徒の全面的な協力により実現したものです。

 歴史的悲劇に巻きこまれた先輩たちに向けて、中央大学高等学校生徒が一羽一羽丁寧に心を込めて折り、色とりどりの美しい千羽鶴が出来上がりました。完成した千羽鶴は、中央大学高等学校生徒からのメッセージと全校生徒名簿ととともに、学員日華友好会会長の長田繁に託され、総長・学長の酒井に手渡されました。
 この千羽鶴は、「台湾二二八事件」70周年紀念式典において、総長・学長の酒井、法学部長の中島康予、学員日華友好会会長の長田から献花台に手向けられました。式典後、中央大学高等学校生徒からのメッセージと全校生徒名簿と併せて、ニニ八國家紀念館に展示されました。
 

  この美しい千羽鶴が、歴史的悲劇に巻きこまれた中央大学の先輩たちへの永遠の慰霊となりますことを、心より祈念申し上げます。

 

[中央大学高等学校生徒からのメッセージ]
日本の中央大学附属学校である中大高等学校に学ぶ私達は、台湾の多くの先輩方が、ニ・ニ八事件という痛ましい出来事によって亡くなられたことを知りました。中央大学に学び、台湾のためにご尽力されていた先輩の皆様が、志半ばで命を絶たれたことは、さぞや無念であったことと拝察いたします。
後輩の私たちに出来ることは、そうした先輩方を忘れず、同窓として皆様の志を受け継ぎ、日本と台湾のため、世界の平和のために尽くすことだと考えます。ここにその証として、中央大学高等学校の全生徒で折った千羽鶴と共に心からの哀悼の誠を捧げます。  中央大学附属中央大学高校 生徒一同