大学紹介

『中央大学史資料集』の公開

2016年07月13日

英吉利法律学校設置願に付された校舎略図

 中央大学の創立から1920年代半ばまでの各種資料を公開いたします。

 

 1885年の英吉利法律学校開校から現在に至るまで、中央大学は社会からの負託に応えるため、さまざまな努力を重ねてきています。
 英吉利法律学校の開校にあたっては設置認可申請が差し戻されることもあり、かならずしも順風満帆の歩みではありませんでした。大学の運営を担った先人たちはそのような環境のなかで、教育機関としての発展を目指して施策を重ねてきました。

 

 『中央大学史資料集』は、上に述べたような中大学の歴史を跡付ける資料を収録しています。100年史編纂の過程で収集した公文書、学内の各種記録などを収録した冊子体の資料集で、刊行開始以来27集を数えます。
 たとえば、建学の精神につながる「法律ノ全科ヲ修メシメソノ実地応用を習練セシメ」とある創設時の認可申請書(第1集)、「大学」への昇格と予備校の廃止(第22集)、最高学府を象徴する「学位規程」(博士学位に関する規程)(第23集)、創立者のひとりである菊池武夫のアメリカ合衆国ボストン大学留学時の日記(第6集)など記録文書が満載の資料集です。

 

 今回の公開では、第1集から最新刊の第27集までのすべてについて、集ごとのページを作成し、目次順に従って約2,000の資料を掲載しました。また、刊行後に判明した誤記などを補正する「正誤表」も併せて掲載いたしました。資料集はこちらからご利用ください。

 

 中央大学の歴史をご理解いただく参考としてご活用いただきますようお願いいたします。

 

 なお、中央大学の歴史に関するその他の資料として、このほかに、旧制期の学則類、『タイムトラベル中大125』、英吉利法律講義録を公開していおります。こちらもご利用ください。