ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)

FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミが書籍『証言で学ぶ「沖縄問題」 観光しか知らない学生のために』を刊行しました。

2014年09月16日

FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミが書籍『証言で学ぶ「沖縄問題」 観光しか知らない学生のために』を刊行しました。

FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミは、2008年から沖縄問題に関する証言記録プロジェクトを継続してきましたが、このほどその成果を一冊の書籍として刊行しました。タイトルは『証言で学ぶ「沖縄問題」 観光しか知らない学生のために』(中央大学出版部)。のべ30人の学生が関わり、約5年間に渡って、沖縄を訪れて取材を続けて来ました。「沖縄問題」に関する計26人分の証言が収められています。

証言内容は、3部構成。第1部:沖縄地上戦、第2部:戦後の沖縄、第3部:沖縄と米軍基地。この中には、取材活動で新しく発掘した証言、あるいは時代から忘れ去られようとしている事件の証言を改めて記録したものも含まれています。

集団自決の現場からかろうじて逃れ孤児として生き延びた少年、コザ暴動で嘉手納基地に突入し米兵の車を焼いたロック歌手、重傷の同級生に手榴弾を渡した鉄血勤皇隊員、戦争マラリアと陸軍中野学校、尖閣列島戦時遭難事件、「沖縄のガンジー」と呼ばれた反基地運動家、「沖縄福祉の母」島マス、沖縄密約事件(外務省機密漏洩事件)、普天間基地移設と辺野古問題などに関する証言が収められています。
ぜひご覧ください。
お問い合わせは、中央大学出版部
電話番号:042-674-2351