特色ある教育プログラム

全学連携教育機構

中央大学は、8学部、7大学院研究科、2専門職大学院研究科を擁する総合大学であり、各教育組織はそれぞれの専門分野に立脚した教育課程の編成・実施方針に基づき体系的な教育を展開し、各界に多数の有為な人材を輩出してきました。他方において、急速に進展する情報化、グローバル化への対応能力の修得は、専門分野を問わず全ての学生に求められるものです。これらの汎用的能力として、①問題発見・解決能力、②自己発見・自己認識力、③情報リテラシー能力、④日本語及び外国語によるコミュニケーション能力等が挙げられます。

本学においては、これまでこれらの汎用的能力の涵養に関わる全学的教育を個別の委員会組織を単位として実施してきました。そしてさらに、これらの汎用的能力に対する社会的要請に全学を挙げて対応していく体制を構築するため、2013年4月に全学連携教育機構を設置し、各学部等の教育体系との有機的な連携を図りながら、全学的教育を展開していくことと致しました。

全学連携教育機構では、以下のプログラムを全学的に展開します。

(1)ファカルテイリンケージ・プログラム
学際的な課題に対する問題発見・解決能力を涵養することを目的とします。

(2)キャリアデザイン教育プログラム
学生のキャリアデザインを支援することを目的とします。

(3)学術情報リテラシー教育プログラム
学生の専門分野にかかわらず必要とされる学術情報の取り扱い方を体系的に教育することを目的とします。

(4)AI・データサイエンス全学プログラム
文理を問わず全学部生を対象として、AI・データサイエンス分野をリテラシーから応用基礎レベルまで系統的に教育することを目的とします。

(5)外国人留学生のための日本語等教育プログラム
本大学が受け入れる外国人留学生に対する日本語及び日本事情の教育を行います。

(6)Global LEAPプログラム ※期間限定。2020年度をもって終了となりました。
就業通用力・大学院留学可能性の向上を目指すグローバル・ラーニング教育プログラムです。海外協力校との連携のもと、グローバル化の進展するアジアにおいて活躍できる能力を身に付けた学生を育成し、異文化・多様性の理解と国際就業力の向上を目的とします。

(7)グローバルFLPプログラム
本学の学部教育を通じて修得した専門的知識・技能をグローバル社会で発揮できる「グローバル・プロフェッショナル」を育成し、学生の国際的付加価値を向上させることを目的とします。

本学が新たに設置した全学連携教育機構が既存のシステム・枠を超えた全学的教育の推進を図り、「行動する知性」を具えた人材育成を通じてより一層、社会に貢献します。