広報・広聴活動

中央大学「専門科目を外国語で教えるための教材開発プロジェクト」において
「富士山の文学」をテーマにした英語・日本語教材をWebサイトで公開

2017年05月18日

 中央大学は、文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」事業の一環として、専門科目を外国語で教えるための教材開発を行っています。このたび、本学文学部教授 吉野朋美らにより、日本古典文学の特質、文化的背景および作品にあらわれている日本人の心性を英語で教えるための教材『THE LITERATURE OF Mt.FUJI Japanese Classical Literature/富士山の文学【古典文学篇】』が作成されました。

 

 主に将来国際的な仕事に就くことを考えている日本人学生と、日本に留学している外国人学生に対し、英語で日本古典文学の特質、文化的背景および作品に表れている日本人の心性を教えることを目的としています。

 

 本教材は本学特設Webサイト『GO GLOBAL』内の「グローバルパーソン育成ラボ」ページよりダウンロードでき、教育を目的とした利用に限り自由にご利用いただけます。

 

 2013年にユネスコ世界文化遺産に登録された富士山は、古来、信仰と文化と歴史に深くかかわる山で、外国人に日本の代名詞のひとつとして認識されており、日本人の心性を知るうえで格好のモチーフと思われます。
 

 

教材について

富士山はさまざまな角度から物語や和歌に描かれ、信仰や美術など日本文化にも大きな影響を与えています。そこで、富士山を扱った文学作品をおもに3つの観点(Ⅰ 身近な山、富士山、Ⅱ 絵画に見る富士山、Ⅲ 文学作品に見る富士山――信仰の山、風景としての山、思いを託す山)で分類し、掲出しています。すべての作品について、その成立年代、作品全体の概要、掲出部分の内容・特徴について示しています。

 

発行:中央大学
ページ数:169ページ
発行日:2017年3月
言語:英語、日本語

 

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