広報・広聴活動
中央大学理工学部、国内大学で初となるSASのeラーニング・コンテンツを導入
2016年07月25日
学校法人中央大学とSAS Institute Japan株式会社は、同校理工学部にSASプログラミングの基本操作と統計学の基礎知識を学習できるSASのeラーニング・コンテンツを、今年7月に国内で初めて導入しました。中央大学は、本教育コンテンツの導入により、理工学部における統計学教育の充実と学生の統計学リテラシーの向上を目指します。
統計学への社会的需要は年々増加していますが、それに応える統計学を履修した学生数は圧倒的に不足しており、多くの大学は学生に統計学を基礎から教育しなければならないという課題を抱えています。こうした中、中央大学理工学部では、学生の統計学リテラシーの向上、統計学教育の充実と統計に秀でた学生の安定的な輩出を目的として、統計学の運用ソフトとして高い実績と信頼性を誇るSASを習得できるeラーニング・コンテンツを導入しました。
本eラーニング・コンテンツは、中央大学が全学で導入している学習支援システム「manaba」上で動作し、音声ナレーションを含む画面操作ナビゲーションが付いた動画コンテンツです。SASのデータハンドリングから統計初歩までの使用方法をプログラムベースで学習でき、利用者は約10時間でSASプログラミングの基本操作と統計学の基礎知識を習得できるように設計されています。
理工学部人間総合理工学科では、今後入学する学生に対して、2年次終了までに本eラーニング・コンテンツの受講を義務化することを検討しており、これにより学生は必要最小限の統計学リテラシーを習得することが可能となります。さらに同学科の学生のうち、少なくとも4分の1の統計検定2級の取得を教育目標として設定します。これによって統計リテラシーの高い学生の安定的な輩出を実現し、統計学リテラシーを同学科卒業生の一つの能力的支柱へと発展させることを目指します。
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中央大学理工学部人間総合理工学科 教授
檀 一平太
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<取材に関するお問い合わせ>
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